第16回四万十川ウルトラマラソン。2002年10月17日に開催されました。
素晴らしい大会を、無事に完走ができて、正直ほっとしています。左足指に内出血ができましたが、体へのダメージはそれほど無く、11月3日の県民マラソンも参加できそうです。
13時間20分ちょっと、というタイムにも満足しています。距離が長くなれば長くなるほど、計画と意志の重要性が増すと感じました。
大会関係者やボランティア、応援していただいた皆さん、そして参加を快諾してくれた家族や、1日休んでも何とかしてくれた会社の仲間に感謝したいと思います。いつも練習を一緒にしているアミノバリューランニングクラブの皆さんにも感謝です(今回、初めて所属欄に「AVRCぐんま」と書きました)。
個別に振り返ってみます。なお、四万十ウルトラマラソンのコースを、ルートラボで作りました。
●コースについて
- 山あり谷あり、川あり橋あり、素晴らしい景色のコース。ボランティアやお年寄り、子供たちから絶え間ない応援をもらえて、気持ちが折れない。谷を挟んだ向こう側から大声で応援してくれた時もあった。
- 100km走っても、ランナーが前後に途切れない。励ましあいながらゴールに向かうのは、マラニックのようだ。
- ラスト1kmのかがり火の登りは感動。ギリギリにゴールするランナーのみが味わう快感だろう。
- 気温は高かったが、コース前半は日陰が多く、走りやすかった。後半も、薄雲に太陽が隠れたときもあり、それほど「暑い!!」と思うことはなかった。但し、エイドで頭から水を何回もかぶった。
●大会運営について
- 給水の水が冷たくて、嬉しかった(バケツに氷を入れて冷やしてくれていた)。スポドリはグリコのCCD。500mlのPETボトルから給水するのが大変そうだし、常温です。
- 各給水所に、次の給水までの距離と、次の給水でのメニュー(水だけか、スポドリもあるか、軽食があるかなど)が書いてある。t
疲れていても、「次のエイドまで行こう」と元気が出て、とてもよい。 - 前半に、群馬から参加している女性がを見つけ、少しだけ会話した。ゼッケンに県名が書かれているのがよい。
- 宿毛行きのバスの最終が20:00(ロイヤルホテル発)なので、19:30に中村高校にゴールするとギリギリ。宿毛に泊まって完走狙いの場合は、要注意。
- 男性が道端で小便をしているのは、最後の清流の四万十川に申し訳が立たないと思う。マナーアップが必要と感じた。
多分トイレ混雑を避けるためだと思うので、臨時トイレを増やすとか、男子小用の簡易トイレを設置するなどがあれば改善するかも。
●ウェア、携行品について
(予定したウェア、携行品は以前の日記に書いてあります)
- 長袖Skinsで走ったが、半袖でも良かった? でも走り終わった後に腕の疲れは少ないような気がする。
- 下はランパンをやめて、サポーター+スタビライクスのみとした。ポーチをつけていたし、見栄えさえ気にしなければランパンは不要。
- 帽子は、首をカバーできるものにして正解。昼間の暑い時でも、それほど感じなかった。
- ランナーズチップを左右の靴の両方に付けるので、心拍計のフットポッドをつけるのに苦労した。結局、フットポッドをつけた後に、指先に近いほうにランナーズチップをつけた。
- カーボショッツは、即効性がある(ような気がする)。エイドでも食事はあるが、持っていってよかった。
- 予定表を紙に印刷してウエストポーチに入れたが、濡れて使いにくい。パウチするなどの手段が必要。
- 携帯食は軽い方がよい。180g程度のゼリーを食べたら、ウエストポーチが画期的に軽くなった。
●大会後の体調
- 足:左足第二指が内出血。靴が小さい、または靴の中で足が動いて、当たったためか?下りのときにしっかり縛って走ったが、平地になってヒモがきついと感じて少し緩めたのが影響しているか? 右足第二指も、内出血に近い。
- スタビライクスで締め付けられていたせいか、丹田のあたりに違和感あり、翌日まで残る。走りながら沢山食べたため、太った?
- 当初はそれほどでもなかったが、2日経って、普通の筋肉痛になってきた(股関節、太もも、ふくらはぎなど)が、4日目にはほぼ消えた。
- 2日経っても、柔軟性は戻らない(硬いまま)→肩、股関節、太ももなど。元々硬いからだが、更に硬くなった。
●大会中
- スタートは肌寒い。かがり火の近くで待っていた。
- 心拍計の心拍数を見て走った。たまにペースを確認した。RS200sdがとても活躍した。
- 8km付近のエイドの常設トイレに、男子小用が有って迅速に済んだ。仮設トイレは男女兼用なので、並ぶと時間が掛かる(でも並んだ)。
- 最初の登りは、意外ときつくない(赤城山より楽)。体力が残っていたためか、高度が低いためか。
- 30kmを過ぎて、足の裏が痛くなる。だが、そのうち痛みを忘れた。
- 55km過ぎの上り下りは、登りも下りも歩いた。くだりを歩いたのは初めてかも。
- すべてのエイドで立ち止まって給水を受けた!。半分近くのエイドで、頭から水をかぶった。暑かった。エイドで長居してしまうのは、ウルトラマラソンとマラニックの特徴か。(フルマラソン以下ではエイドで立ち止まると、危ないです。)
- 塩を結構なめた。また、おにぎりに塩をつけて食べた。
- 日が陰ると少し寒くなる。91.1kmで、暖かいお茶とコーヒーとペンライト(蛍光塗料)をもらった。
- アミノバリューランニングクラブのTシャツを着ている人を、後半に結構見つけた。挨拶したり、声を掛けて素通りしたり。
- ゴールは歩いてでも前後の人との間隔をあけるべき。ランナーのアナウンスや写真の写りが違う。私はallsports.jpのゴール写真はなかった(泣)
- タイムではなく完走を狙うには、気力が大切。周りのランナーが歩いているのに流されて歩いてしまうか、ゆっくりでも走るか、の違いは大きい。
- 到着後も自分で靴のランナーズチップを外すことができたのは、まだ余力があったため?
- 途中で、適宜屈伸運動をした。特にレストステーションでは靴を脱いで、腰を伸ばしたり、足裏をもんだりしてほぐした。
- 13時間20分という結果からすると、まだまだサロマ湖は遠い。スピードを上げる必要あり。
フルマラソンがサブ4ギリギリで、直前の月間走行距離200kmという状態で、初めてウルトラマラソンに挑戦しました。結果は、13時間20分ちょっとでゴールしました。
10月12日の日記には、以下のように書いていました。
キロ8分で100kmを走ると、20分の余裕がありますので、平地はキロ7分半程度を目標にしたいと思います。でも、ペース配分よりも重要と考えているのが、心拍数です。130程度、高くても140位で走りたいですね。
ゴールタイムは目標よりも速かったのですが、ペースと心拍数はどうだったでしょうか?
いつものように、ポラールの心拍計のデータです。じゃん!(クリックすると大きくなります)。
心拍数は、前半の上り坂でやや高く、そして後半は落ちてきていることが判ります。でも、最初の登りで150を越えたものの、140前後になっています。特に、休憩後は140以下で推移しています。
ペースも、前半はほぼ7分前後ですが、後半はやや上昇していますね。でも8分半程度には収めています。
ペースのグラフをを拡大しましたのが、これ。
ペースが落ちているところは、最初の上り坂と55km付近の上り下り、そしてトイレ休憩かエイドの大休憩(給食)ですね。各エイドでの休憩を考えても、平均してキロ8分で走れたことになります。
91kmのエイド以降のペースが落ちているのは、疲れていることともありますが、暗くなって足元が見えにくくなっていることも影響していると思います。
予定では、キロ7分半程度で完走を目指していましたので、当初は予定より少し速めに走って、後半は予定通りか、やや遅めだったことになります。
でも、ほぼ予定通り。完璧なレース展開!?といえるかもしれません。
大会後は、左足第二指に内出血があった程度で、ひどい筋肉痛にはなりませんでしたし、結果からすると、もっと追い込んで記録を出せたのかもしれません。
でも、初ウルトラマラソンで全く勝手がわからず、完走を第一の目標に、楽しんで走ることを第二の目標にしていたので、結果には満足しています。
次回、ウルトラマラソンを走ることがあれば、13時間をきりたいなあと思います。そのためには、スピード練習が必要ですね。
四万十川ウルトラマラソンは、高知県の西、四万十市で行われます。
羽田発のツアーは、相部屋で最低でも77,000円。どう考えても
予算オーバーなので、個人手配することにしました。
結局、約20,000円+15,000マイルで参加することができました。
来年用の備忘録として、まとめておきます。
●当初の予定:
10/16
羽田 11:20発→高知空港12:40着 ANA563便(特典航空券)
高知駅13:50発→中村駅 15:31着 しまんと1号 ほぼ5,000円
ロイヤルホテル18:00発→宿毛秋沢ホテル 18:30着 大会無料バス
宿毛 秋沢ホテル シングル素泊まり(4,300円)
10/17
宿毛駅 3:40発→中村駅 4:04着 臨時無料列車(ノンストップ)
市内循環バスでスタート会場へ。
ロイヤルホテル20:00発→宿毛秋沢ホテル 20:30着 大会無料バス
宿毛 秋沢ホテル シングル素泊まり(4,300円)
10/18
宿毛駅 9:06発→高知駅 11:05着 南風12号 ほぼ5,500円
高知空港17:15発→羽田 18:35着 ANA568便(特典航空券)
- 宿
- これが難関。中村(四万十市)は全滅。3週間くらい前に、宿毛の秋沢ホテルを直接予約した(シングル素泊まり4300円+朝食600円)。 但し、宿毛と中村間の輸送方法が不明で、事務局に問い合わせた。
- 飛行機
- ANAの特典航空券を2ヶ月+α前に予約して、行きは羽田11:20発、帰りは高知17:15発が取れた。でも、かなりタイト。
- 電車
- 1ヶ月+α前にJR東日本のえきネットで予約して、行き:高知13:50発、帰り:宿毛発9:06が取れた。行きは1ヶ月前の午前中には一旦完売したが、その後に空きが出ていた。帰りは余裕あり(但し当日は満席)。 なお、行きの電車は飛行機が15分以上遅れると間に合わないリスクあり。
●実際:
10/16
羽田 8:35発→高知空港10:00着 ANA561便(特典航空券)
高知駅11:34発→中村駅 13:24着 南風3号(アンパンマンシート)
市内循環バスで受付会場へ。
受付会場 14:00発→宿毛秋沢ホテル14:40着 大会無料バス
宿毛秋沢ホテル16:00発→ロイヤルホテル16:40着 大会無料バス
(前夜祭)
ロイヤルホテル18:00発→宿毛秋沢ホテル 18:30着 大会無料バス
宿毛 秋沢ホテル シングル朝食付き(4,900円)
10/17
宿毛駅 3:40発→中村駅 4:04着 臨時無料列車(ノンストップ)
ロイヤルホテル20:00発→宿毛秋沢ホテル 20:30着 大会無料バス
宿毛 秋沢ホテル シングル素泊まり(4,300円)
10/18
宿毛駅 9:06発→後免駅 11:21着 南風12号
高知空港13:20発→羽田 14:40着 ANA566便(特典航空券)
- 行き
- 行きの飛行機は当日カウンタで、列車は高知駅で、それぞれ1本前に変更できた(ラッキー!)。但し、列車は最後の1席をゲットした模様(飛行機は余裕有り)。 お陰で一旦ホテルに帰ることができたが、受付後にあたふたと13:59に宿毛行きバスに乗り込むという綱渡り状態だった。 秋沢ホテル宿泊者は意外と少なく、10人程度か。
- 当日
- 宿毛からの無料電車は、3両編成のうち2両を開放。15人程度で、がらがら。 帰りの無料バスの最終が20:00発なので、制限時間一杯の完走だとギリギリなので焦った。結果はセーフ。
- 帰り
- 宿毛から乗車するなら自由席で余裕だった。中村からなら指定席が必須。 南風12号は通常は3両編成で、1号車グリーン+指定、2号車指定+自由、3号車自由の構成だが、4号車を指定席として増結した。ただし4号車はツアー専用の模様。 飛行機は空席待ちだったが、無事に乗れた。
完走記に続く(はず)。
最近のコメント