先週末はバタバタしていて、2kmのゆっくりジョグの時間を確保するのが精一杯でした。
両太ももの奥に若干違和感もあります。神流トレイルの後遺症かもしれませんし、他の影響かもしれません。
今週末の神戸マラソンまでは、あまり走らずに疲労を抜くことに専念します。時間があれば、一度1kmをキロ5分で走ってみたいと思います。
但し、一番の敵は、「自分」です。初めてサブ4を達成した2009年のつくばマラソンでは、給水場所の選定やペース設定等の計画をを綿密に練っていました。今回は、そこまで準備ができていません。
食べまくりのファンランに徹するのか、シリアスに走るのか。練習レースと位置づけてロング走とするのか。
中途半端が一番つまらないので、しっかり目的を決めて走ろうと思っています。
ロードレースでも、トレイルランでも、ウルトラマラソンでも、マラニックでも、「素晴らしい大会」には3つの要素があると思う。
1つは、コース(Cource)。「タイムが出る」「景色がいい」「気持ちの良いトレイルがある」などだろう。
2つ目は、ランナーの気持ちに沿った運営(Care)。「適切なエイド」「距離表示の正確さ」「交通整理の的確さ」「ゴール後の手際よさ」などがある。
3つ目は、地元(Community)。大会に理解があるか・共感してくれるか、が鍵となる。具体的には、応援や宿泊・観光のサポート、道路封鎖に理解してくれるかなどである。
神流トレイルを走って、改めて上のように感じた。そして、そんな大会が日本に沢山出来ればいいなあ、と思うし、そのために何か手助けが出来ればいいなあ、と思う。
※いわゆる「3C分析(customer, competitor, company)」にこじつけたので、ちょっと苦しい点は勘弁してください。
楽しかった「神流マウンテンラン&ウォーク」から3日経ちました。
両足の大腿四頭筋(太ももの前側の筋肉)が、まだ筋肉痛です。歩いたり階段を登ると違和感があります。
でも、不思議なことに、ゆっくりジョグではあまり違和感を感じません。「ピッチ180」「フォアフット」「前傾」を心がけて走ると、太もも前側の筋肉をそれほど使わないためでしょうか。
神戸マラソンまであと10日です。疲れを抜くことを心がけていきたいと思います。
神流マウンテンラン&ウォーク、とても気持よく走って&歩いて&食べて来ました。大会と町、ボランティア全てが素晴らしかったです。
では、簡単な完走記を。
★スタートまで
AM4:00に起きて5:00に出発するはずが、30分遅れ。藤岡のすき家で納豆定食を食べて「さあ向かおう」と思ったら、前に自衛隊の2台の車が安全走行していた。どこまで行くのかと思ったら、なんと神流トレイルの会場が目的地だった。ゴール後に見たら、けんちん汁(豚汁、だったかな?)の炊き出し用の車だった。
そんなこんなで、神流町の到着が7:10過ぎ。沿道は町民と応援者がたくさん居る。出発済のロングやスーパーロング選手の応援だ。選手の邪魔にならずに、何とか駐車場まで車を入れることができた。
受付はがらがら。殆どの皆さんが前泊で受付済なのだろう。参加賞をもらう。ゼッケンは事前送付なので、車の中で着替えるだけだ。
8:00になり、バスに乗ってミドルコースのスタートに向かう。6台のマイクロバスでピストン輸送しているようだ。天気は曇りだが、晴れ間も見える。
スタート地点は肌寒い。ウインドブレーカーを着こみ、トイレを待つ。妙高の合宿でお会いしたSさんと再開することもできた。
スーパー/ロングクラスの応援に行っていた鏑木さんがギリギリに到着。「最初の上りで足を使いすぎないようすること」「トレイルはロードとは全く違うこと」など、諸注意があった。
★スタートから持倉エイドへ
9:00にスタート。後方からのんびり進む。こんな山の中でも応援が沢山いたのはびっくり。流れに任して走っていたら、ザックの500mlボトルが落ちてころころ転がった。走る速度と同じで、無事に自分でゲット。
軽く林道を下ったら、後は上り。渋滞で立ち止まることは無いが、前の人と間隔が開くこともない。同じペースで登っていく。
だんだんと間隔が広がるようになり、また直前の選手が良いペースで登っていたので、後ろに付いて何人かパスする。上りが50分弱続いた後に、林道に出た。
ここから先は、ダートを進む。僅かな上りだが、それほど気にならない。
途中、消防車が止まっていた。「晴れていれば富士山が見える」とのことだったが、残念ながら曇り。でも、雲が下方に広がって幻想的な風景が展開していた。
待機していた消防士さんは、昨年は出場されたとか。「美味しい蕎麦があるよ。去年は3杯食べた。」とのことだったので、4杯に挑戦することを密かに誓った。
しばらくダートを進んだ後、再びトレイルへ。このあたりになるとバラけていて、気持ちよく走れる。女子高生(?)も走っていた。
ダートに戻ると、地元のCATVのカメラがあった。丁度素晴らしい風景が広がっていたので、再び足を止める。見事な紅葉だが、残念ながら携帯カメラでは力不足。これだけ寄り道していると、「神流トレイル『ランアンドウォーク』」ではなく、「ストップアンドランアンドウォーク」だなあ、と思う。
林道をしばらく走り、再び上りのトレイルへ。ほぼ歩きで最高地点に達した。ここからは気持ちの良い下り。長い直線のコースもあり、テンポよく下る。雨が降っていて「フカフカ」ではないが、それでも気持よく足を進められた。
途中で立ち止まって写真を撮っているので、前後の人を抜いたり抜かれたり。適度に間隔が空いているので、気持よく走れる。
ロードに出て、少し登ると持倉集落のエイドだった。ぐんまちゃんペアが歓迎してくれた。
エイドで知り合いにばったり。今年は出られなかったのでエイドをしているそうだ。この大会は、エイドも楽しそうだ。
予定通り(?)お蕎麦4杯と、花豆10個以上、バナナ2-3切れ、コーラ、アクエリアスを頂いた。結局15分以上居たと思う。
★持倉エイドを過ぎて
まだまだ食べられそうだが、まだ半分なので後ろ髪を引かれながら出発した。 食べ過ぎてお腹が重いし、汗が冷えて寒い。本末転倒だが、でもそれが楽しい。
舗装道からダートになり、若干登る。歩いたり走ったりしながら、次のエイドに到着。
ここではゆずが名物ということで、3つくらい頂いた。かりんとうも美味しかった。エイドのおじさんの勧誘(?)が強烈で、エイドを通過しようとした選手に指導していた(笑)。
しばらくはダートが続き、いよいよ最後の上りのトレイル。しっかり歩く。途中でゼッケン番号を確認していた。急な上りと下りをこなすと、下の方からスピーカーの音が聞こえる。ゴールは近そうだが、ずっとトレイルで町に出る気配はない。
突然、簡易舗装の林道に出た。「あと1.5km」と教えていただいた。うーん、もっと走りたかったような、もっと食べたかったような(違)。ロードをテンポよく降る。このままゴールかとおもいきや、「私設エイド」があった!
小さな少年に水と柿をもらう。おいしい! おじいさんに聞いたら、地下10mから汲み上げている井戸水とのこと。台風の時でも濁ることは無いそうだ。ほかに、こんにゃくや芋など、沢山。
「丁度焼きたての芋ができた」とおばあちゃんに勧められた。さんざん食べたので一度は断ったが、おばあちゃんの熱意と香りに負けて頂いた。おいしい!体が温まる。
やはり5分以上は長居をしてしまった。まあ、タイムを狙うわけではないし、後は1kmも無いだろうから、構うことはない。
すぐに国道に出た。雨の中、地元の人やボランディアがたくさん居て、感謝感激。ハイタッチをしながらゴールに向かう。
★ゴール!
ノリの良いDJのアナウンスの中、ゴールテープを切った。鏑木さんと握手。「素晴らしい大会を企画して頂いてありがとう」の気持ちを込めた。
完走のタオルを掛けてくれた。雨が降っていたのでとても助かった。ゴールタイムは3時間51分だったが、それはどうでもいい話。楽しく参加できたのが、何よりも素晴らしかった。
ゴール後の飲み物に、定番のアクエリアスに加え、コーラとオレンジジュースと烏龍茶があった。コーラは各エイドでも提供しており、選手の気持ちがわかっている運営だなあ、と感心した。
炊き出しの豚汁を頂いて、車で着替え。足がつりそうになったのは、やはり疲れのせいだろう。
この大会では、地元で使える金券を「1000神流」分いただける。「600神流」を使って、ラーメン屋さんでタンメンを食べた(食べてばかりですね)。
残りの「400神流」で、おいしかったかりんとうをお土産に買った。
コースも素晴らしく、またおもてなしの心遣いもすごい。エイドも充実していて、素晴らしい大会だった。来年も是非参加したいが、この素晴らしい大会をもっと沢山の人に味わって欲しいとも思った。
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