本の紹介 の記事

走りを極める

フランクショーターさんの本です。「オリンピック金メダリストによるフルマラソンのためのパーフェクトガイド」と銘打ってあるように、初心者から上級者まで幅広く対応しています。

ウェアや準備体操の仕方、トレーニングのメニュー紹介やインターバルなどの説明もあり、盛りだくさんです。カラー写真をふんだんに使っていて、とても判りやすい。訳書なので、和食の記述はさすがにありません(笑)

中級者以上の人向けの記述として、トレーニングペースとレースペースがありました。「トレーニングペースは、レースペースより1.6km(1mile)につき1分遅いペース」がよいそうです。たとえば、フルマラソンのサブ4に必要なキロ5分40秒がレースペースだとすると、トレーニングペースは6分15秒になります。トレーニングペースは、ロング走に相当するペースでしょうか。

他にも、ピッチ走法とストライド走法が並立して記述されていたり(日本では、ピッチ走法を薦めているのがほとんどではないでしょうか)、かかと着地(ヒールストライカー)とつま先着地(トゥストライカー)の両方について書いてあったりと、多様性があるお国柄を反映した本になっていると思います。

日本の本とは一味違い、また写真も豊富なので眺めているだけでも飽きません。

走りを極める オリンピック金メダリストによるフルマラソンのためのパーフェクトガイド!!走りを極める オリンピック金メダリストによるフルマラソンのためのパーフェクトガイド!!
日向 やよい

産調出版 2005-11-07
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カラダ革命ランニング

金哲彦さんの、2004年の本。「体幹で走る」「背中を意識する」などの金さんのポリシーは、この頃から連綿と続いています。

「マッスル補強体操」は、金さんのオリジナルですね。当時は、以下の10個で構成されていました(今は少し変わっているような気がします)。

  1. かかとの上下運動
  2. スクワット1
  3. スクワット2
  4. ツイスト
  5. 腕振り
  6. 足踏み
  7. 腹筋1
  8. 腹筋2
  9. 臀筋(うつ伏せで足を持ち上げる)
  10. 骨盤流し

様々なレベルの市民ランナーの典型的な課題と、それを克服するためのトレーニング方法について、本書の半分くらいのページを割いています。自分に近い人へのアドバイスを参考にするのもよいと思います。

また、この本がユニークなのは、金さんの歴史に触れてある点です。トップアスリートだった金さんが、マネジメントに携わって全く走らなくなり、その後皇居1周で歩いてしまったエピソードにはびっくりしました。

カラダ革命ランニング―マッスル補強運動と正しい走り方
カラダ革命ランニング―マッスル補強運動と正しい走り方
講談社 2004-07
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star金哲彦さんの解説はわかりやすい。
starとても参考になりました。

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マラソントレーニングは、クリールに掲載されたアスリートの特集を再構成したムックです。冒頭の瀬古さんから始まり、宗兄弟、中山選手や、野口みずき、高橋尚子など14人が載っています。特に瀬古さんと中山さんのインタビューは、内容が濃い!瀬古さんが中距離ランナーだったとは知りませんでした。また、90分のジョグができなかったのはびっくり。180分のLSDができる自分を、ちょっぴり誉めたくなりました。

後ろの12ページに、金哲彦さんの「4ヶ月マラソントレーニングメニュー」が載っています。4ヶ月を4つに分け、さらに3週+1週に分けているのが特徴ですね。3週で疲れるトレーニングを行い、1週でリカバリーをするという方針です。また、レース後の4週間のすごし方が載っているのも、他ではあまり見かけませんね。

日本のマラソンの歴史が書いてあるのも、珍しいのではないでしょうか。

「トレーニング」という題がついていますが、トップアスリートの練習方法や考え方からの学びが多い本です。

マラソントレーニング―世界を制した日本の名ランナーが明かすマラソン練習法 (B.B.MOOK―スポーツシリーズ (409))
マラソントレーニング―世界を制した日本の名ランナーが明かすマラソン練習法 (B.B.MOOK―スポーツシリーズ (409))
ベースボール・マガジン社 2006-05
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star永久保存版の一冊

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ランニングスタートブック

引き続き、本のレポートです。今回は、「ランニング・スタート・ブック」。金哲彦さんが監修し、ランニングスタイル編集部が編集した趣味の教科書シリーズの一冊です。

初めて走る人向けに、フルマラソンを走るまでの練習方法やケア、栄養学などが一通り載っている本です。

中でも、第1章で、靴の選び方を細かく説明しているのは他の本には見られない特長です。ランニングは道具がなくてもできますが、靴だけは最初にしっかりしたものを選ばないと、故障の原因になってしまします。そのため、第1章をシューズの選定に割いているのはとても好感が持てます。

本も、オールカラーで180ページ余りなのに、1300円はお買い得です。


ランニング・スタート・ブック (趣味の教科書)
ランニング・スタート・ブック (趣味の教科書)金 哲彦

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starsこれが本当のランニングスタート本です!
stars本当にスタートする『前』の本
stars金哲彦氏監修です。

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「2年で普通のビジネスパーソンがサブスリーになる方法」という副題がついた、マラソン実戦力アップマニュアル。雑誌「クリール」の監修です。1000円でお買い得ですね。

「今年の春に走り始めた人が、秋に初マラソンを経験し、春のマラソンで更に良い記録を出し、また秋のマラソンを走るということを繰り返しながら、最短2年でサブスリーを達成するプログラムを紹介しています
とあります。

マニュアル、とありますが、トレーニングメニューが主の本です。メニューの例が細かく載っています。一方、フォームやストレッチなどはありません。レースのtipsも載っていますが、やや初心者向きかも知れません。


トレーニングメニューは、目標タイム別に、

  • A1:サブ3
  • A2:3時間?3時間15分
  • A3:3時間15分?3時間30分
  • B1:3時間30分?3時間45分
  • B2:3時間45分?4時間
  • B3:4時間?4時間15分
  • C1:4時間15分?4時間30分
  • C2:4時間30分?5時間
  • C3:5時間以降
に細かく分けてあり、それぞれ
  • 3ヶ月前
  • 2ヶ月前
  • 1ヶ月前
  • 2週間前
のメニューがあります。

更に、各期ごとに、トレーニング消化状況に応じて3パターンが載っています。

これだけ細かく書いてあれば、自分に適したものが見つかるでしょう。トレーニングメニューを考える上で、とても参考になります。ただ、いずれも「例」なので、自分に合うように調整する必要はありますね。


マラソン実戦力アップマニュアル―目標タイム別3カ月トレーニング計画 (B・B MOOK 480 スポーツシリーズ NO. 355)
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