今日は少し寒さが緩みました。
いつもは肌に刺すような風も、今日は吹き抜ける感じがしました。そのためか、いつもよりペースアップ。走っていると、色々な感覚が鋭くなるような気がします。
天気予報によると、明日はもっと暖かくなるそうです。久しぶりにウインドブレーカーを脱いで走ることが出来るでしょうか。
ご本人もランニングをされている、夜久 弘さんの本。2部構成で、1部は著者が丹後100kmウルトラマラソンを走ったときのドキュメンタリーで、2部はウルトラマラソンランナー8人の「想い」と練習法が記されている。最後に、2001年末でのウルトラマラソン大会の一覧もある。
まえがきにあった、
「競技としてランニングを続けてきたランナーは、競技生活の終わりにウルトラマラソンを走ることを義務付ける」という著者の「奇妙なアイデア」はとても面白い。それは、タイムという結果のみを追求する競技とは対極のものとしてウルトラマラソンを捉えているのだろう。
実際、2部に登場するランナーは、ウルトラマラソンをハーフやフルの延長として考えている人は少なく、全く別のスポーツとして考えているように見えた。
また、本書に登場するランナーは、練習方法もまちまちであり、全く練習しない代わりに大会に沢山出る人もいるし、月間4-500kmを走る人もいる。
ウルトラマラソンにはHow toが無いのかもしれない。そして、自分にあったスタイルを探すことから、ウルトラマラソンの醍醐味は始まっているのかもしれない。
リタイヤしてもいいから、ウルトラマラソンのスタートラインに立ってみたい、と本書を読んで思った。
いつも、起床の時に心拍数を測っています。この時の値(安静時心拍)には、疲れ具合が現れます。私の場合、普段は45くらいですが、きつい運動をした翌日は、50以上になります。二日酔いでも高くなります(笑)
安静時心拍は、ランニングのときに使うポラールの心拍計で測っても良いのですが、いちいち胸のベルトを巻くのが面倒です。そのため、布団の中でごそごそと胸や首、腹などで測るのですが、朝は心拍も緩やかで、測るのが難しいのです。
また、脈拍の間隔が長いために「10秒測って6倍」という方法だと誤差が大きく、また1分間待つのも面倒ですし、再び寝てしまうことも良く有ります(笑)
色々探していたら、「指を乗せるだけで脈が測れる」という脈拍計がありました。体重計で有名なTANITAのものです。アマゾンで2500円弱でしたので、注文しました!
とても小さくて軽いです。楕円形で、長い方でもだいたい6cm程度です。ストラップが付いています。ウォーキングしながら脈を測るのが主な用途でしょうね。
ボタンは1個だけで、これを押した後にセンサーに人差し指を乗せて測ります。ぐっと押し付ける必要はなく、軽く乗せるだけでOKでした(押し付けるとエラーになりました)。普段は時刻が表示されていて、ボタンを押したときだけ脈拍測定モードになります。
布団の中でも、ばっちり測れます。2-3秒で値が出てきますので、今まで1分間待っていたのが嘘みたいです。値も、結構正確です。何回か測ったのですが、誤差は2,3程度(44-47くらいに収まる)でした。
ただ、朝に布団の中で測ることを想定したものではないらしく、ちょっと問題点が。
というわけで、ランニングに使う心拍計が2つになりました↓
気温は2度。寒い!ですが、貴重な週末なのでロング走にトライです。目標は35kmをキロ6分で走ること。
北に向かって走ったため、最初は向かい風です。河原を吹き抜ける北風がきつい!でも、意外とペースは落ちません。
淡々と走っていたら、畑の真ん中に人だかりが!どんど焼きをしていました。
炎の暖かさは道まで伝わってきます。しばらく眺めていたら、すっかり走る気分が失せてしまいました。なので、もう少し先まで走る予定だったのですが、ここで折り返すことにしました。
帰りは追い風に吹かれながらキロ5分半。気持ちよく走っていましたが、後半はきつくなり、心拍数は160まで上がりました。
結局20kmちょっとのランでした。目標の距離には届きませんでしたが、気持ちいい走りができました。空も、雲ひとつ無い天気で、榛名山がきれいに見えていました。
マラソンやジョギングの数々の疑問に対して、主に医学的見地から回答している本です。
編著者の山際哲夫さんは、スポーツドクターです。他の執筆者にもお医者さんが多数います。
例えば、「食後、すぐ走っても大丈夫ですか?」という質問に対して、胃に対する機械的刺激や血液配分の乱れなどの理由により、「食後3-4時間経過後を薦め、少なくとも中程度の運動で2時間、軽い運動でも1時間は空けて欲しい」と書いてあります。あわせて各種食品の消化時間の表が載っており、これによると長いもので4時間15分(牛肉すき焼き)、短いものでも1時間半(半熟卵)が必要のようです。
他にも、「早朝や深夜のジョギングは危険ですか?」という質問には、自律神経やホルモン分泌、消化吸収などの体内リズムの見地から回答しています。ちなみに、早朝練習は本練習前の規則性確保の観点ではOKだが、一般の人が早朝練習のみに頼るのはよくなく、軽い練習にしておいた方がよいと述べています。
本書はランニングの各種トレーニング方法について、「なぜそうなのか?」をスポーツ医学の見地から考えたい時に読むと得るものがあるでしょう。