座学に引き続き、実技です。
予定では座学の場所がスタートでしたが、フェスティバルで混雑していることなどから、太郎山をカットしてダボスの丘からスタートです。
まずは、登りの走り方の説明です。気をつけることは2つ。
- 前傾して、自重を利用する。なるべく筋肉を使わずに走るようにします。
- 内股で、後ろの筋肉(ハムストリング)を使うようにする。普通に登ると太腿の前側(大腿四頭筋)を使うが、より大きいハムストリングを使うように。
登りはトレーニングで鍛えることができ、座学で話したトレッドミルや坂などの練習すると早く走れる用になるそうです。
ゲレンデの脇の林道を上っていきます。シュナイダー記念碑の前で休憩。辺りは草に覆われていて、気持ちのいい景色が広がっています。
ちょっと走って、最後のトイレ休憩。ここにはサッカー練習場(かな?)があり、仮設トイレ(でも紙がしっかりありました!)と雷避けの廃車のバスがありました。
その後、根子岳方面へやや登りを走ります。牧場の脇から、路面は大きな石がごろごろするようになりました。ここらへんでは、走ったり歩いたり。まだ写真を撮る余裕がありました。
牧場の上で小休止。高校の陸上部が下ってきていました。
ここで、下りの走り方の講義です。
- 手でバランスを取る。ランニングの「振り」にこだわらず、自由に動かす。
- サイドステップでスピード制御する。トレランシューズは左右の動きに対しても強い(ロードのシューズは左右のグリップは弱い)。
- 目線は足元だけではなく遠くも見る。
下りは「慣れ」だそうです。どれだけ場数を踏んだかが重要のようです。「どこに着地するか」という質問もありましたが、反射神経で自然に足が出るようになったということでした。
その後、根子岳を目指して登り。最初は土の地面ですが、そのうち路面が石だらけになってきて、また傾斜も急になり、走れる状況ではありません。ガスが左右に迫ってきてて、視界も悪くなってきました。時間もおしてきたので、根子岳はあきらめて小根子岳のに向かいます。ここで休憩。でも寒いので、おにぎりを食べて記念撮影をした後は早々に下ります。9月のトレランレースのルートをたどる予定でしたが、道と天候が良くないので、登りの道をそのまま折り返します。
下りは各自のペースで。でも大きな石が多いので、無理はできません。走ったり歩いたり。途中で靴ヒモを縛ったりしました。トイレのところで一旦集まり、後はスタート地点に向けて皆で走ります。今までは鏑木さんは後ろから見ていたのですが、今度は先頭を切って走っていきます。スキーのゲレンデを気持ちよく下ります。足が付いていかなくなりそうですが、何とか持ちました。
頂上は肌寒かったのですが、ゴールではたっぷり汗をかきました。
各自でクールダウンして、解散となりました。スタートしたのが12時前で、ゴールが3時頃だったので、だいたい3時間くらい走ったり歩いたりしていたようです。登りが2時間、下り1時間という感じですね。
4日経っても、筋肉痛が完全に抜けません。やはり、トレイルはロードと違う筋肉を使って走るようですね。