さのマラソン、完走!、さのマラソンの反省、2010さのマラソンのコツ(まとめ) と続いた「2010さのマラソン」シリーズ。当日の様子を書き綴りました。これでラストです。でも長いです。
★スタートまで
朝食はパン2枚。高速を使って約1時間で7:40に会場に到着した。この時点で、P1の舗装駐車場はほぼ一杯だった。受付は体育館にて。8時からと書いてあったが、15分前でも受付していた。
スタートとなる陸上競技場までは、体育館から更に2,3分歩く。まだ場所取りをしている人も少なく、広々としていた。
体育館で受付を済ませて、車に戻って着替え。1時間前にバナナとおにぎり1個を食べた。登りはキロ5分半、下りはキロ5分20秒のペースで行くことに決め、右手内側にマジックで書く。後半落ちることなく、ほぼイーブンで行くことが今日の目標。また、このペースなら、自己記録を更新できる。
ウインドブレーカーを着て、スポーツ店の出店などを冷やかしながら陸上競技場へ向かう。ストレッチをしっかりした後、トラック半周だけジョグ。キロ5分半で走るので、アップは要らないだろう。
30分前にアミノバリューの顆粒を、少量のアミノバリューを使って飲む。ウインドブレーカーをデイパックに入れて預け、トラックに設けられたスタートラインに向かう。
ウェアは、ランナーズのハーフジップTシャツに、アームウォーマーと手袋。下はCW-Xのスタビライクス(ロング)に、ランパン。CW-Xの5本指靴下とBrooks(ブルックス)トランス8の靴。
給水所にバナナがあるようだが、念のためカーボショッツとザバスのピットインリキッドを持った。
10分前にスタートラインに並ぶ。2000人の大会だが、それほど混雑はしていない。適当なところにもぐりこむ。天気は快晴。風も無く穏やかな日だ。
★スタートから15km:だらだら登り
スターターの手が上がるのがよく見える。パン!と鳴った。スタートラインを通過するまで1分も掛からない。金曜日、土曜日と完全にランオフだったので、久しぶりに走る。トラックから大きな道に出るのに何回か90度ターンをするが、それほど混んでいない。
1kmを通過して6分ちょっと。スタートロスを考えても、良いペースだ。
5kmまでは1kmごとに標識があり、都度ペース確認ができてありがたい。5km以降は5km毎、そして残り5kmからは1km毎にカウントダウンしていく。
最初は道路を閉鎖しており、2車線全面を使って走る。その後に細い道を通り、また2車線の道に戻るが、この時は1車線通行になっていた。でも走りにくいとは感じない。参加人数が丁度よいのだろう。2000人の定員は、この辺りが要因なのだろう。
快晴で、アームウォーマーと手袋は暑い。といっても両方を入れるポケットが無いので、そのまま。でも給水の時は手袋を外さないとコップが取れないのが不便。
10kmの給水所でバナナを取った。皮を剥いてあって食べやすいが、手がべたつく。給水所では、スポンジ→水→アミノバリュー→バナナ、チョコなどという順序で並んでいる。統一されていて、また頭上に表示もあり、わかりやすい。
10km通過時:目標は56分、実際は53分39秒。2分21秒の貯金。
10km過ぎから、左足のつま先が当たるような感覚がある。甲をしっかり締めたはずなのに。でもしばらくすると問題なくなった。走り終わった後もダメージが無かったのだが、あの違和感は何だったのだろう?
ちなみに、右足第3指の爪が取れかかっており、絆創膏を貼って走ったが問題なし。爪が取れかかっていた原因は、多分四万十ウルトラだと思われる。
2車線の道が山沿いを通るようになり日陰に入ると、少し肌寒くなる。手袋+アームウォーマーが丁度よい。
途中で川を渡り、対岸を走る。ずっと先のランナーを見ると、コースは登りだとわかるのだが、走っていても登りが負担にならない。序盤で、かつ勾配が非常に緩やかなためだろう。
★15kmから25km:下ります
15kmを過ぎ、蛍橋を渡って下りはじめる。車線の反対側だが、地元の太鼓の応援が嬉しい。登りと同様、下っていることを余り意識できないが、快調に走れる。20kmの給水では、ついに立ち止まってバナナの皮を剥いて食べる。「給水所」というより、「エイド」というほうが相応しいかも。でも、走りだせばまだキロ5分前半で走れる。
20km通過時:目標は1時間50分、実際は1時間47分11秒。2分49秒の貯金。
★25kmから33km:ほぼ平坦から再び登り
25km付近で来た道と別れる。まだ下っているはずだが、平坦から登りに感じた。25kmの壁なのだろうか?
27kmで予想外の給水所があり、少し休む。その先は橋を渡ってサイクリングロードへ。途中の中学校の裏で、鳴り物での応援を受ける。ありがと?。このあたりで足が疲れてきて、30kmの給水所では立ち止まってバナナとアミノバリューを飲む。時計を見ると、30kmの予定時間より3分の余裕があると思ったが、実は30km地点は給水所の先だった。30km通過での余裕が1分!25kmまでは3分あったはずなので、急にペースダウンしたことになる。やばい!と思うが、足が動かない。
30km通過時:目標は2時間44分、実際は2時間42分43秒。1分17秒の貯金(減ってきた!!)
30km地点から、再び2車線の道になる。小学校から応援をもらったのもこの辺り。疲れていて、かつ道路を横断する必要があるのだが、交通量が少ないことに救われた。コースは川から大きく外れてきたが、右折して橋を渡った。
★33kmからゴールまで:下り、のはず
ここから先は下りのはずだが、足が前に出ないし、腰が落ちているのが判る。フォームを修正しようとするが、腰が伸びない。とりあえず走るしかない。35kmの給水所では、バナナを口実にして1分以上立ち止まる。気合を入れないと走り出せなくなってきた。
「あと5km」の看板が見えてきた。心拍は160を超えているが、でも足が出ない。この辺りから細い道となり、両脇に民家が並ぶ。応援をもらうたびに、疲れて返事はできないもののパワーをもらう。
国道を越えると、「あと3km」。両側に長い列を作っている車に感謝しながら、右に折れる。路地を抜けて、「あと2km」。
あと10分ちょっとだと思うが、最後に一番急な坂が!ほんの100mなのだが、キツイ!何とか歩かずに走りきると、ゴールの競技場が見えてきた。ここで、「あと1km」。坂を下り、競技場に入る。
最後はトラックを1周する。この時点で時計が3時間50分過ぎ。目標はクリアできなかったが、パーソナルベスト(ネット)が、たしか3時間52分だったか、53分だったかと思い出し、更新という欲が出る。
しかし、スピードが上がらない。最後の400mがとても長く感じる。結局、3時間54分弱でゴール。目標が3時間50分だったので、4分弱の遅れだった。
★ゴールしてから:ありがとう、みなさま。
すぐに、中学生のボランティアが缶入りのポカリスエットをくれた。別のボランティアが「お疲れ様でした!チップを外しますので座ってください」と声を掛けてくれた。まだチップを外す力は残っていたので、ふらふらと座ると、慣れた手つきで靴からチップを外してくれた。「ありがとう」という言葉しか出なかった。
結局バナナとレモンの補給だけで走りきった。念のため持っていたカーボショッツは、使わずじまいだった。その代わり給水所で立ち止まってバナナを食べていた。
記録証は待ち時間ゼロですぐに印刷してくれた。そのまま、芝生に座り込み、靴を脱いでストレッチ。と、左足のふくらはぎが攣った!なかなか立ち上がれず、また立ち上がった後も屈伸ができない状態に。しばらく座り込んでいた。フィールドのエリアは空いていて助かった。
フィールドから戻るためにはトラックを横断するが、係員が誘導してくれて混雑は避けられた。同じ競技場レイアウトとなっているぐんま県民マラソンでも、誘導は必要だと思う。
くつろいでいたら、寒くなってきた。午後2時を過ぎて、Tシャツでは寒いのかもしれない。待ち時間ゼロで荷物を受け取り、ウインドブレーカーを着込んだ。
少し並んで無料のトン汁をゲット。引換券が必要だが、券をなくしてしまったり置いてきたりする人もいるので、ゼッケンなどに付けておいてくれると助かる。
地元のお店が出展している。冷やかしながら歩く。佐野ラーメンの屋台があったが、混んでいて諦めた。
「さのラーメンマップ」をもらい、帰り道にあったお店に寄ったが、昼の営業と夜の営業の間の休みに引っかかってしまい、残念。佐野ラーメンは次回にすることにして、車で帰宅。渋川にある「ばんどうの湯」という2時間300円の日帰り温泉にゆっくりつかり、疲れを落とした。
翌日は太もも前側と左ひざに違和感があった。太ももの筋肉痛は3日経っても続いているが、膝はすぐに消えた。でも膝に違和感があったのは初めて。腰が落ちていて膝に負担が掛かったのが原因かもしれない。
本来は30?35km走のつもりだったが、急遽2週間前に本気で走ることにした割には何とかなったなあ、と思う。まじめにロング走やペース走に取り組めば、3時間半切りも夢では無さそうだ。
おわり。