4時間から3時間半のゴールを目指す人向けに書かれた本。月刊「シティランナー」に掲載された記事を再構成したものだそうです。本書が出版された2000年頃には、ランナーズやクリール以外にもランニング雑誌があったようですね(今でもあるのかな?)。
1ページや見開きで1つの「ポイント」が完結していて、さらさらと読めるようになっています。ユニークだと思ったのは、「スピードプレイ」という練習法。
徐々にペースを上げていき、ややきついと感じたらすぐに楽なペースに落とす。その後余裕が出てきたら、再び徐々にペースを上げる。というもので、自分のペースの限界と持続できるペースを把握するそうです。特に数字(速度)にとらわれず、自分の感覚を大切にするそうです。ビルドアップは決まったタイムで行いますので「やらされ感」や疲れが残ることがありますが、スピードプレイはあくまで「プレイ」=遊び感覚で行うことが重要だそうです。
そのほかにも、「3日間自宅合宿」(朝、午前、夕方の3回走る。中日は軽めにして、3日目に一番負荷をかける)などもユニークでした。