以前紹介した、「21世紀のマラソントレーニング」から、ウルトラマラソンの部分を抜き出してみました。
- 体に与える影響
- 体重60kgのランナーなら、6000kcalを消費する
- レース後1週間程度は、基礎代謝が増加して体重が増えにくい状態が続く
- グリコーゲンだけではなく脂肪がエネルギー源になる。6000kcalは、約600gの脂肪に相当する
- 約10万歩として、6000tの衝撃を受ける
- レース後1週間程度は、衝撃を受け続けた大腿部前面に筋肉痛が残る
- 2-3週間は強い不可のトレーニングは避けるべき。
- 回復には1ヶ月程度必要。
- 心理と走り方
- 30kmまでに痛みや以上があれば、リタイヤした方がよい
- 40kmまでであれば、50kmまで走って様子を見る
- 50kmまでに体調不良や辛さがあれば、完走へは黄色信号
- 60km?80kmが気分的に辛いポイント
- 70km?90kmが肉体に不安
- 最高心拍数の65%程度で走れば定常状態となる
- 「すり足走法」(膝をあげず、コンパクトに、ストライドは控えめ)がよい
- 30kmまでに痛みや以上があれば、リタイヤした方がよい
- トレーニング
- 最低でも1,2回のフルマラソンを経験すべき
- LSDがメイン
- たまに20?30kmのマラソンペース走
- ゆとりがあれば、40?60kmを走りたい
- 最低でも1,2回のフルマラソンを経験すべき
サロマ湖100kmの10km毎のペースや練習時の月間走行距離、最長距離走などのグラフも載っていました。また、週4回のトレーニングでは、坂道(orクロカン)1時間程度、LSD2時間程度、ビルドアップ(orペース走)12km程度、30?40km走(ウルトラのレースペース)などを行ったようです。
ウルトラマラソンの準備方法は色々あるようです。本書のように具体的に公開されていると助かります。