「もっと速く完走できる!」とあるように、ある程度走ることができる人に向けた本。NPO法人ニッポンランナーズが監修している。
「走りのメカニズムを知る」「効率のよい走りの動きを作る」「42.195kmをイーブンで走りきるテクニック」「5km毎のラップを縮めるテクニック」「レースでの実践力を鍛える」に分かれている。
見開きが1つの「コツ」になっている。全ページフルカラーで、写真が豊富。各ページの構成が同じなので、全体の内容の把握はとても容易。
内容の「コツ」が50個あり、非常にバラエティに富んでいる。最初から最後までじっくり読む、というのではなく、自分が困っていることが書いてあるところを重点的に目を通すのがよいだろう。
本書を読んで感じるのは、ある程度のレベル以降は、スピードが重要になること。「5?10kmのタイム向上が、フルマラソンのゆとりを生んでタイムアップにつながる」ということだ。スピード練習は余り行っていなかったが、少しづつ取り組んでみたい。