元は普通の市民ランナーで、世界の頂点に立った谷川真理さんの本。丸の内のOLだった谷川さんが、大会に出るようになった理由が「タダで海外の大会に招待されるから」とは知りませんでした。
本書で、「6ヶ月でフルマラソンを完走できる」と谷川さんは言っています。最初の1ヶ月はウォーキング。2,3ヶ月目で60分走りきれるようになる。その後はLSDやペース走、ビルドアップやインターバルなどの本格的なトレーニングを行うそうです。
面白かったのは、練習では20km以上走らないほうが良い、と言う考え方。なぜなら、初心者は、練習で30kmを走って疲れてしまうと、「42kmは絶対に無理」と挫折してしまう人が多いから、だそうです。「楽しく走る」ことをまずは身に付けてほしい、という谷川さんならではの考え方でしょうね。
走り出す動機は何でも良いのでしょう。走り始めれば、その爽快感に病み付きになってしまう、と思っているのは、谷川さんだけではないはずです。
私も、3年前までは全く走っていませんでしたが、今はこうして走るのが習慣になってきました。そして、ランニングの気持ちよさは、ますます高まっています。この気持ちを、沢山の人に知ってもらえれば、と思っています。
本書には、トレーニング方法やストレッチ、レースに向けての心構えなど、初心者が知りたいと思うことが一通り書いてあります。文章も読みやすいので、通勤の合間でも読めてしまいます。
マラソンでカラダが変わる | |
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