前回の記事で書いたように、ウルトラマラソンではペース配分を事前に考えて予定表を作ることが必要です。
今週末の「第4回 東尋坊 愛のマラニック」の走行計画をたてました。
東尋坊愛のマラニックの予定表
東尋坊愛のマラニックの制限時間
「第4回 東尋坊 愛のマラニック」は、103kmを15時間で走る必要があります。
他の100kmのウルトラマラソンでは、制限時間が13時間から14時間となっている場合が多いです。プラス3kmがどの程度影響するか判りませんが、例えば、1kmを速めに歩くと10分程度でしょう。そのため、他のウルトラマラソンとくらべて、制限時間としては余裕がある大会でしょう。
関門は全部で3箇所です。平泉寺(51km地点)が12:30、春江中公民館(85.8km地点)が17:20、木部農協倉庫(93.9km地点)が18:30、そしてゴールが20:00です。
それぞれの区間で、必要となるペースを計算すると、下のようになります。
前半の平泉寺までは8分49秒のペースでたどり着けますが、折り返した後は8分20秒のペースが必要です。
折り返した後のコースは下りですが、疲れが蓄積していてペースが落ちるはずです。平泉寺にギリギリで到着すると、完走は危ういでしょう。
東尋坊愛のマラニックのコース
「第4回 東尋坊 愛のマラニック」のコースは、下のようになっています。
(クリックすると動きます)
アップダウンは、中間点の平泉寺への上りと下りで、合計しても5,6kmです。ここは、急な上りなので、歩くことになるでしょう。
他は、九頭竜川が流れる福井平野を走ります。そのため、ほぼ平坦そうですね。
最初と最後に、街中を走る箇所があります。ざっくり見て、全体の3割程度でしょうか。信号がどの程度あるか判りませんが、信号で停まることを考慮する必要があります。
東尋坊愛のマラニックのエイド
エイドの種類と場所
エイドは非常に充実しています。実を言うと、この大会を選んだ理由は、エイドが充実しているからです。
以下のようになっています。
全部で24箇所のエイドがあり、それぞれで土地の名産が出てくるようです。特産品が明記されていないエイド(それでも水はあるでしょう)は、3箇所しかありません。残りの21箇所では、美味しいものが食べられます。
それぞれで、2,3分から5分程度の滞在になるでしょう。
荷物預け可能エイド
東尋坊愛のマラニックでは、荷物を預けることが出来るエイドは、45.7km地点の村岡公民館の1箇所です。この時点では、それほど疲れていないはずです。コースの後半に設置されていれば、そこで着替えることも考えてエイド滞在時間を長めに計画しますが、ここでは特になにもしない予定です。
結局こうなった
結局、こんな感じになりました。↓
この表は、プリンスNORIさんの「ウルトラマラソン計画支援ツール」に載っていたものをベースにしています。
(プリンスNORIさん、ありがとうございます)
ペースについて
前半は、キロ7分で走ります。平泉寺への上りは歩くでしょうから、キロ11分にしてあります。
後半はキロ7分半から8分です。疲れてきて、かつ街中で信号がある状態ですが、走っているときはキロ8分を確保するように目指します。
ちなみに、過去の経験から、私の場合は、平地であれば早足でキロ10分くらいで歩けます。そのため、後半になればなるほど、「今からキロ10分になってもゴールに間に合うか?」を考えながら進んでいます。
エイドについて
各エイドでは、2分から5分の滞在としました。
この大会は、エイドが充実していることが特長です。そのため、エイドを楽しめる最低限の時間配分としました。
制限時間について
確認したところ、各関門に対して30分程度の余裕があります。トラブルが発生して予定より遅くなることがあると思いますが、この程度余裕があれば完走できるでしょう。
まとめ
東尋坊愛のマラニックの予定を考えました。30分前にはゴールできるように考えました。
実際にどうなるかは、当日のお楽しみです。
追記
第4回東尋坊愛のマラニックは、無事に完走しました! 評判通り、素晴らしい大会でした。
他の東尋坊愛のマラニックに関連する記事は、
- ウルトラマラソンはペース計画が必須
- 東尋坊愛のマラニックの計画1:ルートを確認する
- 東尋坊愛のマラニックの計画3:装備を考える
- 東尋坊愛のマラニックの移動計画
- 東尋坊愛のマラニックの受付をしました
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です。