ウルトラマラソン用のシューズの候補は?

以前書いたように、ウルトラマラソンで必ず履いていたブルックスのトランス12がすり減ってしまいました。そのため、ウルトラマラソン用の靴を考えました。

長距離の大会では、いつもブルックスのトランス12を履いていましたが、そろそろ引退かもしれません。

ウルトラマラソンのシューズに求めるもの

まず最初に書いておきますが、私が100kmのウルトラマラソンのタイムは、13時間から14時間と、いつもギリギリです。

途中で歩くことは多々ありますし、エイドではほぼ立ち止まって休憩しています。

そのため、「ウルトラマラソンをずっと走り続けて、サブ10(10時間以内のゴール)を狙っている」という人には当てはまらないかと思います。

クッション性が欲しい

私は、超長距離を走る(歩く)時のシューズには、クッション性が必須と考えています。

クッションが効いている靴は、どうしてもソールが厚くなり、結果として重くなります。でも、数百グラムも増えるわけでは無いので、靴の重量増加は気にしません。それよりも、翌日の100km走破に備えて、前日にたくさん食べたり飲んだりして、体重が増加の方が大きいと思います(笑)

反発も欲しい

でも、走りをサポートすると言う意味では、ある程度地面からの反発を受けやすい靴が良いですね。
クッション性がとても良く効いていると、着地で沈みすぎて、反発があまりない場合があります。
すると、地面を押し出して次の1歩を踏み出すためには、ちょっと余分に力が必要となります。

蹴り出しを楽にして欲しい

また、疲れてくると、足が上がらなくなってきます。そのため、蹴り出しやすい靴がいいですね。

ブルックスのトランス12は、どこが良かったか

ブルックスのトランス12は、Brooks DNAというクッション材を使っており、疲れてきた時の着地の際の足のブレを吸収してくれます。

また、つま先に向けてカーブしています。そのため、着地してから蹴り出しまでがスムーズ、かつ足の動きをサポートしてくれました。

次の候補は?

ブルックスを使い始めたのは、ランニングを始めた直後ですので、2009年あたりでしょうか。当時は最先端のシューズだったのですが、各社から色々なシューズが発表されてきています。

以前からあるメーカーの靴

日本でランニングのシューズといえば、アシックスやミズノがメジャーです。

アシックスはウルトラマラソン向けと宣伝している靴が2足あります。ミズノも、初心者向けのシューズはウルトラマラソンでもOKでしょう。

愛用していたブルックスや、間寛平さんが地球一周を走った時のシューズとして有名になったニューバランスなどもウルトラマラソン向けです。

各メーカーの靴を見てみました。

ブルックス グリセリンシリーズ

やっぱり、ずっと使っていたブルックスの靴は気になります。

トランスシリーズがなくなって、最もクッション性のあるシリーズは「グリセリン」シリーズになりました。

最新作は、グリセリン14です。

レビューを見ても、クッション性が高いと好評です。写真で見ると、足裏はフラットですが、つま先に向かってカーブしていて、蹴り出しもスムーズそうです。

追加:ブルックス トランセンド4

日本での展開は1代限りと思っていたトランセンドが「4」として再登場しました!
ブルックスのランニングシューズ トランセンド4

初代トランセンドは、愛用していたトランスシリーズよりも上の最上位機種として展開していました。値段も最上位(笑)で、定価が25,000円だったと覚えています。
トランセンドは、米国ではトランセンド2、トランセンド3と進化していったのですが、日本では展開されませんでした。トランスシリーズがなくなった今、ブルックスのクッショニングタイプのシューズでは間違いなく最高機種だと思います。

「4」になって日本での展開が再開されたのは喜ばしいことです。そして、お値段も2万円を切ってきました。 とても気になるシューズです。

ニューバランス M1040シリーズ

ニューバランスのM1040シリーズは、間寛平さんが地球一周を走り抜けた「アースマラソン」で使われたシューズの「MR1040」の流れを汲むシューズです。

M1040シリーズは、超長距離用のフラットソールのシューズです。最新の1040シリーズは「M1040V5」と、5世代目になっています。

ニューバランスのシューズは幅のバラエティが有るのが特徴です。D,2E,4Eと、おおよそ3種類あります。

ミズノ ウェーブライダーシリーズ

ジョギングをはじめて、最初に買ったシューズがミズノのウェーブライダー11でした。その次のウェーブライダー12も履きました。1キロ6分から7分のペースで気持ちよく走れるシューズです。

各社のシューズのネーミングが変わっていくなかで、「20」までシリーズが続くのもすごいと思います。それだけ、ウェーブライダーが沢山のランナーに評価されているのでしょう。

ウルトラマラソンでは履いたことはありませんが、ミズノウェーブのクッション性と反発性は魅力です。

アシックス GT-2000 NYシリーズ

アシックスのGT-2000シリーズも2足履きました。GT-2030とGT-2060です。
当時は1年毎に型番が10ずつ増えていましたが、今は型番はGT-2000と固定になり、後ろの番号が増えるようになりました。

とても安定している靴だと思います。ただ、クッション性は良いのですが、「柔らかいクッション性」と言う感じです。
着地した時、グニャッという、少しの沈み込みを感じます。アシックスお得意のGEL(ゲル)のおかけだと思います。

いろいろな意見があるとは思いますが、もう少しパンパンと反発があったほうが良いかなと思いました。

ただ、普段のジョグにはとても良い靴です。

※「5」の評判を見てみると、「4」よりも反発性が増しているようです。かなり良いかもしれません。

アシックス ゲルサロマ3

アシックスは、ウルトラマラソン用として、有名な「サロマ湖100kmウルトラマラソン」からネーミングした「ゲルサロマ(GEL-SAROMA)」を発売しています。

甲の締め具合が、手軽に調整できるのが特長のようです。ウルトラマラソンはアップダウンが多くあり、下りに差し掛かると靴ずれを防ぐために紐をキツめに占めることがよくあります。また、後半に足がむくんでくると、ほんの少しだけ紐をゆるくすることもあります。
締め具合の調整が手軽にできるのは良いなあと思います。

残念ながら履いたことはありませんが、これも良さそうです。

アシックス サロマレーサー

アシックスは、ウルトラマラソン用として、「サロマレーサー」も発売しています。
「サブ10(100kmを10時間で走る)」向けのシューズということで、私には縁が有りません(笑)
以前は、サロマレーサーというシューズはなかったと思うのですが、それだけウルトラマラソンの人口が増えたということでしょうか。

長距離に特化したメーカーの靴

メジャーなメーカー以外にも、新しいメーカーも長距離向けの靴を出してきています。
そんな中、「長距離」と「クッション性」を謳い文句にしている2つのメーカーのシューズが気になります。

ON クラウドクルーザー(Cloudcruiser)

ONは、2009年にスイスで生まれたシューズメーカーです。特徴は、「Cloud (クラウド)」と呼ばれる、小さなチューブ状のパーツです。ホースのチューブから、この形状を思いついた、ということです。

クラウドクルーザーは、ONの「クラウド」シリーズの中でもクラウドクルーザーは、長距離にむけた靴です。ソールには、クラウドテックが15個ついています。

確かに、反発力は高そうです。 疲れてきた時に良さそうです。

ただ、「クラウド」のシリーズ展開は多く、どれが最適なのかよくわかりません。機会があれば履いてみたいと思います。
(2017年11月訂正)onのサイトに、「シューファインダー」がありました!

シューファインダーでは、アクティビティ、路面、クッション材、安定性の4つを選択すると、最適なシューズを選んでくれます。

  • アクティビティは「日常用」「トレーニング用」「競技用」
  • 路面は「ロード」「ミックス」「トレイル」
  • クッション材は「ダイレクト」「スムーズ」「ソフト」
  • 安定性は「ニュートラル」「エクストラ」

から、それぞれ選びます。

ウルトラマラソンを想定して、「トレーニング用」「ロード」「ソフト」「エクストラ」を指定したら、Cloudflyer(クラウドフライヤー)を推薦くれました。
クラウドフライヤーは255gで、超長距離向けとしては軽い方かと思います。

上で書いたクラウドクルーザも、同じ分類ですが、305gと少し重いですね。

ホカオネオネ CLIFTON 3

ホカオネオネは、2009年にフランスで設立された会社です。もともとはトレイルがメインのシューズメーカーだったようですが、フルマラソンを超える、ウルトラマラソンに特化したシューズもあります。

ホカオネオネの靴は、どれも超厚底です。

例えば、CLIFTON 3は、ヒールの高さが29mm、フォアフットが24mmあります。

でも、かつ靴底がカーブしていますので、安定性が良くて、蹴り出しがスムーズそうです。

追加:ホカオネオネ CLIFTON 4

ホカオネオネのクリフトンが、「CLIFTON 4」と世代交代しました。
早速、試履してきました! その記事は、こちらです。

私のウルトラマラソンの定番シューズの「ブルックス トランス12」がすっかりすり減ってしまい、次の靴の候補である「ホカオネオネ クリフトン4」を試し履きしました。

足のアーチのサポートが強力で、蹴り出しを補助してくれる靴でした。ウルトラマラソンの後半で疲れてきた時に威力を発揮すると思います。

まとめ

100kmを走るウルトラマラソンの大会と参加者が増えてきて、シューズメーカーの各社とも力を入れている様に思えます。

また、ONやホカオネオネという新興メーカーのシューズは、独特の形で高いクッション力となるように考えられています。

いまはウルトラマラソンはオフシーズンなので、春までにどうするかを決めたいですね。

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コメント

  1. やすじん より:

    ご無沙汰しています。松戸のやすじんです。
    ひっきーさんのブログを参考に、ブルックスのグリセリンを購入しました。
    ソールの反発力、推進力がかなりいい感じです。
    過去にアシックスのカヤノ、ニューバランスの1040を履いてきましたが、
    履き心地は過去のウルトラマラソン用シューズの中で、自分に一番合っている感じがします。
    当分、自分の中ではブルックスのシューズをマラソンのタイプに合わせて
    いろいろ試すと思います。
    ありがとうございます。

    • ひっきー より:

      やすじんさん、こんにちは。 去年は正月早々市川と松戸七草マラソンの連続参加でしたが、今年は七草マラソンは遠慮しました。

      グリセリンがお気に召したとのこと、私の記事が少しでも参考になったのでしたらこんなにうれしいことはありません。感謝感謝です。
      ブルックスはアメリカでは有名なブランドですが、日本での知名度はいま一歩です。でも良い靴がそろっていると思うんですけれどね。

      ゲルカヤノは、一度お店で履いたことがあるのですが、GT-2000よりもフカフカで、ちょっといまいちだった記憶があります。
      ニューバランス1040は、履いてみたい靴の一つです。

      また、お時間がありましたら私のブログに立ち寄っていただければと思います。

      今後ともよろしくお願いします。