先週の日曜日は、市川市スポーツ指導者講習会でした。
午前中は「文化としてのスポーツ」の講義、そして午後は実技と、盛りだくさんでした。
メモを書いておきます。
スポーツの概念と歴史
スポーツの概念について
- スポーツの語源は、休養、気晴らし(ラテン語 deportare)。
- 1968年スポーツ宣言で、「遊戯の性格を持ち、自己または他人との競争、あるいは自然の障害との対決を含む運動」と定義
- 大衆化政策として、1975年のヨーロッパスポーツ憲章では「楽しみや健康を求めて自発的に行われる運動」となり、「健康」の目的が出てきた。
- 日本では、生涯スポーツという考え方が出てきた。主役は高齢者に移りつつある。
スポーツの歴史について
- 古代ギリシャ・ローマでは、スポーツは(上流)市民のたしなみ。
- 中世では、上流(騎士:馬上槍試合)と庶民(農民:地区対抗のモブフットボール)に二分
- 19世紀には、スポーツは紳士的営みへ変化した
- 近代スポーツトーマスアーノルドによるスポーツ改革によって、パブリックスクールでのスポーツが変わったことがきっかけ。ルールの確立や紳士的行為の徹底など。
- 現代スポーツスポーツの政治化、経済化。アマチュアリズムの衰退。大衆化と高度化の2つの方向に進む。
文化としてのスポーツ
- スポーツマンシップとフェアプレイからだを基礎とする文化、自己目的的な身体活動
- スポーツ観
- スポーツ手段論(効用によって価値を正当化;企業やアスリートの増収、健康増進など)
- スポーツ目的論(体験に内在する価値による正当化;プレイとしてのスポーツの楽しさ)
- スポーツ規範
- 法的規範 競技規則や参加資格規定
- 道徳的規範 マナー、エチケット
- スポーツマンシップ
- フェアプレイ
- 競技の相手および審判の尊重
- 感情の抑制
午後 実技の部
午後は実技です。空調の効いた体育館で行ったため、猛暑日でしたがなんとか過ごすことが出来ました。
バランスボール
バランスボールを使ってのトレーニングです。
バランスボールはサイズもいろいろあり、また空気の入れ方で安定さも変わります。
慣れてくると、空気を沢山入れて、不安定にして使うことが多いです。
バランスボールに足をかけて、体幹を固めて腰を上げる。体幹を固める練習です。
バランスボールにうつぶせになって、上体を反ってトレーニング。
腕を前に伸ばしたり、横にしたり、W字にしたりすると、肩甲骨周りの筋肉の使い方が変わってきて、それぞれの場所をストレッチすることができます。
体幹を固めるために
体幹を固めるには、腹式呼吸で下腹部の正面、側面を安定させるトレーニングが良いとのことです。
仰向けに寝て、息を吸って下腹をふくらませて、手で叩いて硬くなっていることを確かめます。
2人組での筋トレ
マシンが無い環境でも、2人組になって、一人がマシンの代わりをすることにより、筋トレが出来ます。
例えば、一人が腕を下から上に上げる動作をする時に、もう一人がそれを抑えるような逆の動作をすることで、ストレスを掛ける事ができます。二人組で行うので、コミュニケーションもとれます。
理想的な練習環境はなかなかないので、いろいろと工夫をしながら指導することが重要とのことでした。
ランジ
実技の最後はランジです。
普通のランジ、もも上げをしながらのランジ、蹴りだしを左右45度にしたランジ、そして最後は立ち幅跳びで、体育館を2往復しました。
まとめ
午前中はスポーツの歴史、午後はみっちり実技でした。両方共空調が効いていたため、快適に過ごせました。
但し、2日経っても、ハムストリングが筋肉痛です。