山口100萩往還マラニック大会 旅行記 その5 ~萩往還道 復路、ゴールへ~

5月3日から4日かけて行われた「山口100萩往還マラニック大会」。その走行記です。
スタートしてから、萩の北端、虎ヶ崎まで到着するまでを書きました。以前の記事は、こちら。

山口100萩往還マラニック大会 旅行記 その1 ~前日編~ 先週、山口100萩往還マラニック大会の140kmの部に出場しました。 千葉県からは、旅行とマラニックが楽しめる、一挙両得の大会です。 旅行記は、前日からスタートです。
5月3日、ついに山口100萩往還マラニック大会の140kmの大会当日です。スタートは午後6時。たっぷり時間がありました。
山口100萩往還マラニックの140kmの部は、山口市の瑠璃光寺をスタートした後に、まず防府市を往復する約50kmを走ります。
5月3日から4日かけて行われた「山口100萩往還マラニック大会」。その走行記です。 山口市の瑠璃光寺をスタートして、防府市を往復した後に萩市に向かいます。

あとはゴールに向かうだけです。

虎ヶ崎エイドで、カレーを補給

萩市内を順調に進んでこれたので、計画よりも早く虎ヶ崎に到着できた。 まだ何とか走れるので、だいぶ完踏が見えてきた。

名物のカレーを頂こうとお店に入ると、ランナーが並んでいる。

ちょうどご飯が無くなっていたようで、10分位待った。大盛にしようかとも思ったが、補給食は持っているし、胃が持たれても困るので普通盛りにした。

でも、周りでは大盛りが大人気。さすが250kmや140kmを走り切るだけのことはあるなあ。

カレーは食べられるかなあと思ったが、あっさりと食べ切った。付け合わせのオレンジが美味しかった。
胃腸の調子ももんだいなさそう。なんとか走り切れそうと思えた。

いよいよ復路へ(8時42分;計画より3分早い)

虎ヶ崎を出ると、自然探求路。トレイルのような感じで、下りだけは気持ちよく走った。

ここで、海岸線とお別れ。日本海、ありがとう。

暑い国道わきの歩道を走る

歩道橋を渡って、来た道を戻る。暑くなってきた。セブンイレブンのコンビニで休むことを目指して、歩いたり走ったりしながら進む。

セブンイレブンで同好の士と休憩

セブンイレブンでは、沢山のランナーが休憩していた。

ジェルとアイスコーヒー、ポカリスエットを買って、腰を下ろして休憩。すでに100kmを過ぎているが、まだ走れていることに感謝。

国道を左折し、踏切を渡ってずっと直進すると、松陰神社。観光客も沢山いて、ちょっと奇異な目で見られる。

第5CP、金照苑に到着(10時1分;計画より7分早い)

川沿いを走って、第5チェックポイントの金照苑へ。パンチをして、かんきつを食べさせてもらった。

ここから、荷物が置いてある陶芸の村公園までは上り、日陰を探しながら、歩いて登る。

登り切ると、エイドと萩の街並みが見えた。105kmの陶芸の村公園、やっとここまで来た。

陶芸の村公園で休憩と補給

陶芸の村公園は、C70kmコースの折り返し地点であり、またF35kmコースのゴールでもある。とてもにぎわっていた。

C70kmコースの参加者は、ここでお弁当がもらえるようだ。いいなあ、と思いつつ、預けた荷物に入れたジェルを食べた。

念のために入れていたトレイル用のカスケディア10のシューズは使わずに、このままラン用のトランス12で進むこととした。靴下を脱ぐと、右足にもマメができている。持っているバンドエイドで応急処置をしたが、なんとかなるだろう。

陶芸の村公園を出発(10時36分;予定通り)

ライトを預けて、代わりに補給食を持つ。ちょっと軽くなった荷物で、気分もリフレッシュして出発。

坂を上ってくるC70kmのランナーと挨拶を交わしながら進む。

10時を過ぎて、萩の市街地は暑い。信号で立ち止まることを楽しみにしながら、進む。

旧村田蒲鉾店で休憩(11時6分;計画より8分早い)

往路と合流してすぐの地点が、旧村田蒲鉾店のエイド。行きはまだエイドが開設されていなかったが、帰りはしっかりと飲み物を頂いた。

萩に向かうランナーとの「お疲れ様」「頑張って」のあいさつに励まされながら、最初の峠に向かって戻っていく。途中で腰を下ろして、ザックからトレッキングポールを取り出した。緩い舗装道の登りでも、ポールがあるととても楽だ。

道の駅の脇を通り過ぎて、急な階段山道を登る。下ると一転して気持ちの良い風景。ポールがランナーの邪魔にならないように注意しながら、進む。

明木の橋を渡ると、エイドまでもうすぐ。青空と澄んだ川の水のコントラストが美しい。

明木の市内は、お祭り。普通の観光客も行き交って、にぎわっている。

明木エイドに到着(12時13分;計画より7分早い)

往路の明木エイドとは全く違う、明るく、活気がある場所。そして、暑い。

35㎞のコースの人は、明木エイドでお昼ご飯がもらえる。横目で見ながら、美味しいおまんじゅうを頂いた。

ここには、かぶり水があった。同じBのランナーと交互に頭から水をかけあう。気持ちいい!

明木エイドでの滞在時間は計画していなかった。そのため、出発時間は、ほぼ予定通り。でも、予定では1時間前に到着するはずなので、焦らず進む。

一升谷に向かう

明木からは、一升谷を登る。往路は涼しく、また下りだったので負担にならずに通過できたが、復路は上り、それも気温が上がって暑い。無理をせず、ほぼ歩きで登っていく。

 

一升谷の私設エイド、ありがとう!

谷を登ったところに、昨晩お世話になった私設エイドに再び遭遇。お茶を頂いて、少しの間休憩した。

近くにあった萩往還の地図を見ると、昔の萩往還のルートは、山口市街に少し立ち寄るものの、萩から防府までほぼ一直線の道になっている。最短距離のルートを選んだのだろうか。

急な石畳を登り切ると、一升谷が終わる。国道に合流して、次のエイドの佐々並を目指す。

佐々並エイドまでは、国道沿いがメイン

国道から何回か旧道に戻ったりしながら、基本は下り基調で佐々並に向かう。旧道の峠を下ると、佐々並だ。

佐々並エイド到着(14時7分;予定通り)

佐々並では、豆腐を頂く。冷たいお茶も頂いた。

トイレ休憩もしたので、出発が予定より10分遅れた。
でも、制限時間の18時には間に合うだろう。この先はキロ12分で計画しているので、無理せずに進む。

佐々並から板堂峠への長い舗装道の登り

だらだらと長い舗装道の脇を進む。ゆっくりなら走れるが、飽きてきて歩きも混ざる。夏木原キャンプ場での私設エイドさんにお茶をもらい、最後の登りに向かう。

板等峠に到着!あとは下りだ(15時44分;計画より3分遅い)

細い舗装道をゆっくり登り、左に木道階段を上ると板堂峠。ここが最高地点だ。あとは5㎞あまりを下るだけ。脚も問題なく、完踏できることを確信した。

萩往還 板堂峠

板堂峠の下りは急。ポールを使ってスピードをコントロールしながら、下っていく。

板堂峠から萩に向かって

その中でも、颯爽と走って降りる140kmの部の選手もいる。130kmを走ってきたとは思えない、素晴らしい走り。さすがだなあ、と思う。

里まで下りてくる。「歴史の道 萩往還」の看板が何となくうれしい。

あとは舗装道を進むだけ(天花畑で16時17分;計画より3分遅い)

舗装道に出る。すでに135kmを経過しているが、走れることが不思議。ダムからの先は、少し急な坂を下ることとなるが、もうこれで終わりなので、気持ちよく走って下る。

小さな橋を渡って、右岸を進む。ここまで来ると、ゴールまでは1km足らず。右に曲がって歩道を進むと、正面が瑠璃光寺だ。

最後はハイタッチでゴール(16時40分;計画より10分早い)

切れ目のない応援にハイタッチで答えながら、ゆっくり走る。駐車場の出入り口も、ランナーを優先してくれていた。

23時間前にスタートした地点を少し過ぎた場所がゴール。無事に帰ってくることができた!

すぐさま、チェックシートの確認を受ける

ゴールしてすぐにチェックシートの確認がある。この「最後の関門」を通過しないと完踏にはならない。

ボランティアさんに確認してもらっている1,2秒の時間が、妙に長く感じた。
無事にすべてのチェックを通過していることが確認でき、完踏証とメダルがもらえた。よかった!

萩往還 メダル

走り終わって、くつろぎの時間

芝生に寝転がって、ちょっと休憩。ストレッチをした後は、預けていた荷物を受け取りに向かう。

荷物置き場の洞春寺で簡単に着替えて、ゴール地点に向かう。

駅へのバスが17時45分に出発するので、残念ながら最終ゴールまで見届けることはできなかったが、走ってくるランナーの笑顔がとても素敵だった。

おわり。最後までありがとうございました。

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