NTTデータが「企業変革」を行った際のノンフィクションをまとめた一冊。
「ビジョンを作る」というフェーズから社員が参画してまとめている。通常はビジョンは(時の)経営層が決める場合が多いが、NTTデータの場合は変革に時間の余裕があったことおよび変革への巻き込みを行うという点から、社員参画型となった。
その後に続く「ビジョンをコミュニケートする(浸透させる)」「ビジョンを実行に移す」のフェーズでも、公募した社員が中心になって行っている点もあまり例が無い。変革のために時間的およびマンパワー的に余裕があれば、本書のようなアプローチも十分ありうるだろう。
ただ、最後にコミュニケート方法の例としてBGS(ビッググループセッション)を挙げているが、自社の宣伝のようになっていしまったのは残念だ。
企業変革のマネジメント―社員の、社員による、社員のための変革 | |
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