2005年8月アーカイブ

Internet.comの記事によると、Google Maps APIを使った当日宿泊予約サイトがオープンしたらしい(http://yoyaq.com/)。とても便利そうだ。更に、携帯のGPS情報を元に、近くの空室ホテルを捜していくれるともっと面白いと思う。

cnetから;

ニューヨークの病院や企業のオフィスに処方薬を扱う情報端末を60台設置し、実際の薬局に行かなくても処方薬の購入や薬剤師への相談ができるようにしている。

日本では、薬事法などで難しいのか、と思ったら、ドンキホーテで展開しているそうだ。他にも、銀行などのローン端末はおなじみである。

海洋温度差発電を作り上げた著書が、「Only Growers Survive」と、インテル会長のA.グローブを向こうに張るような副題で書き上げた本。どこかの雑誌に連載をした原稿を集めたのかと思ったら、書下ろしらしい。以下、目次から

アイデアよりもストーリー 企画力の教科書 榊原廣著

本書では、企画力を、「プランニングの能力」「企画書を作成する能力」「プレゼンテーションの能力」に分類している。
以下、プランニングの能力の章から。

販売のための製品紹介やユーザ実例紹介等はあるが、事業そのもの、特に将来の事業についてのブログは少なかったのではないか。なぜなら、事業戦略及び戦略導出に至った考え方は重要な秘密だ、という伝統があったからだ(私のブログも「アウトプット」の部分は余り書けていないし、そもそも匿名ブログである)。

マイ・ゴール これだっ!という「自分の目標を見つけられる本」
リチャード・H・モリタ著

ゴールを明確に描けば成功する、と人は言う。そして、それを理解してゴールを設定しても、ゴールに到達できない場合が多い。それはなぜか。著者は、「それが本当のゴールではないから」という。自分が、心の底から達成したいと願うゴールではなく、とりあえず設定したゴールのため、達成しないのだ。

新しい事業を作る「ビジネスプロデューサ」には、どのような能力が必要なのだろうか。

eBPフォーラムに掲載されていたeBPとは(PDF)には、eビジネスプロデューサ(eBP)の人材像として、究極のジェネラリストと、ハイブリッド型インテリジェント・ブルーワーカーの2種が挙げられている。また、eBPには、「プロデューサマインド」「IT,ビジネス知識」「ビジネス発想メソドロジー」の3要素が必要だと述べている。

これらは全て自前でそろえる必要はないことに注意したい。自分には弱点があることを堂々と公表し、それを補完できる人を集めて実行すればそれでよい。結果を出せばOKなのだから。
自分のスキルアップも勿論必要だが、目的は事業を作ることである。そのゴールに向かって、私にとってどの道が最短で、誰にサポートしてもらえばよいか、を常に考えて走っていきたい。

「キーマンネットワーク」という、勉強会を主宰している中島氏の、自分が望む人脈を広げるためのhow to本。
(ちなみに、著者自身はhow to本は読まない、という。既に200冊以上読んで、意味が無いと悟ったそうだ)

Mac miniの部品代は、定価の55%程度だそうだ(cnetの記事から)。「ハードウェアを売って儲ける」という事業モデルでは、この部品代の比率は高い(即ち利益が少ない)。大量販売・ほぼ値引きなしを想定した価格だと思う。

原題は、The Cluetrain manifesto。インターネットを使ったマーケティングの基本的な考えを述べている。


「双方向」「だれでも情報発信」「多対多」というインターネットの特性は、「企業から消費者への一方向」「金を持つ企業のみ情報発信」「企業宣伝部からの情報発信のみ」という既存の広告宣伝(狭義のマーケティング)手法ではの文化には馴染まない。逆に、「インターネットは魔法の杖で、ネットを使えば全て解決する」というのも誤り

創造性強化のコンサルタント執筆の本。以下、第一章の要旨を触れる。単なるhow to本ではないので、納得しながら読むことができる。適宜演習などもあり、理解が深まる。


第一章 創造的思考の基礎となる原動力

著者が考える組織的創造性に関する6つの基本事項は以下。:

  1. 組織的創造性に処方箋は無い。基本原則はある。
    (個別にはコンサルテーションですよ、ということだろう)

  2. 創造性とイノベーションは異なる概念である:
    • 創造性は、斬新で適切なアイデアを生産すること。

    • イノベーションは、そのアイデアを実行し、結果的にその世界の秩序を変えること。

  3. 創造性は個人、同僚、チーム、組織に発生する。

  4. 創造性には4つの決定的な原動力がある。
    モチベーション、好奇心と恐怖、コネクションを破壊し、作ること、評価。

  5. 創造性は風土に依存する。

  6. 組織的創造性は、全員がリーダーになることを求める。

「総選挙はてな」が立ち上がった(cnetの記事)。現在で18個のトラックバックがついている程、人気である。ただ、トラックバックの中身が、「総選挙はてな」が公職選挙法に抵触するか否かの点のみに触れているのが多いのが気になる。

手帳のtips

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2005年度の上半期終了まであと1ヶ月半。現在の延長線での上期の結果が見通せるようになり、計画の見直しも良い時期である。計画を見直す、という作業は、「重要だが緊急ではない」。このような作業は、つい後回しになってしまうのだが、確実に行う必要がある。

私は、フランクリン手帳を使っている。「7つの習慣」の分厚い本を読んだわけではないのだが、「大きな目標」と「特定の日/時刻にする仕事」を明確に割り当てられるので、とても便利に使っている。
(「企業家のための書評ブログ」でも、フランクリン手帳に触れている。他の手帳(熊谷式、モチベーションノート)との比較は必見です。)

フランクリン手帳を気に入って使っているのは、以下のような理由だ。

日本のブログは日記と変わらない、と誰かが書いていたのを思い出した。
もともと、ブログは、誰かの意見を引用して新たな論を展開したり、反論したりする時に有用なツールとして作られた、と聞いた。
日本のテクノラティが、選挙に関するブログの「生の声」を集めるそうだ(cnetの記事より)。

同社では、今後、衆議院選挙に関する話題を取り上げるブログが増えると予想し、選挙に関するブログ記事を集めた特集を組むことで、ユーザーが選挙の大勢を把握するのに役立つと考えた。

とあるが、単なるリアルタイム得票予想ではなく、ブログで政策論議ができるよう、またそれが候補者及びブログ執筆者以外の有権者にも届くように、プロモーションができれば大変面白い。

このブログでも、近日中に考えをまとめようと思います。現在は、まだ様子見です。

avexがモバイル向けのRSS配信技術を持つ企業に投資したとcnetが報じた。音楽事業のキープレーヤーがコンテンツホルダ(レコード会社)からコンテンツサプライヤー(着うたフルby au、iTunes Music Store)に移りつつあるため、自らコンテンツサプライヤーとなる方法を選んだのだろう。

インテル、ローエンドのチップセット製造を終了か」という記事がcnetに掲載されていた。ローエンドのチップセットは、SISなどのサードベンダーに任せて、より高付加価値のハイエンドに注力するのだろう。

買いたい心」に火をつけろ! (原題:What Clients Love)
ハリー・ベックウィス著、阪本啓一訳

  • 第1章 ビジネスの発火点を探せ!
  • 第2章 コミュニケーションはすっきりと!
  • 第3章 魅力的なメッセージで語れ!
  • 第4章 「刺さる」ブランドで勝負!
  • 第5章 絆を深めるサービスとは?
  • 第6章 顧客に愛される秘訣とは?

98年のソフトカバーを一部改訂し、文庫に収録。700円で、事業戦略と組織戦略およびリーダーシップを概観できるのは、お徳といえる。

1章から3章は、事業戦略について。PPM(Product Portfolio Management)や、戦略的自由度など、マッキンゼーおなじみの手法が一通り解説されている。
4章は組織構築論。7S(ShardValue,Strategy,System,Strcture,Skill,Staff,Style)など、これまたコンサルで出てくる手法に触れている。
5章は同氏のリーダーシップに対する意見。リーダーシップを制度型、人間関係型、技術型、ビジョン型に分類して、技術型からビジョン型のリーダーシップの必要性を訴えている。
6章は新しい時代への視点と題して、日本の解決すべき課題とその対処方法を述べている。

反社会学講座

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社会学とは、論を張る人が好き勝手にデータを抽出することにより、持論を補強する学問だ、と著者は言う。本書では、

  • フリーターが世の中をダメにしている
  • 少年犯罪は悪化の一途である
  • 本を読むのはよいことだ
  • 少子化は子供のためにもよくない
  • 日本人は勤勉だ
  • コミュニケーションは視覚・聴覚情報が重要(メラビアンの法則)

などの、社会学の権威からすると世の中の「常識」と思われていることを、具体的データを引用しながら反論している。

ハワイで銀行口座を開き、不動産を買い、会社を設立するためのhow to本。非常に親切に記載されているが、「何のためにそれをするのか?」という抜けていると思う。手段が目的になってしまった、ともいえる。
ともあれ、ハワイで口座開設、不動産購入、会社設立がしたい!と思っている人(どんな人だろう?)には、もってこいの本である。

有益なビジネス書を紹介する書籍。以前軽く読んだ、「MBA100人が選んだベスト経営書」と同じ路線。
紹介されている本の題名は、Amazon.co.jpの目次に全て書いてあるのでここでは述べないが、古典から最新まで幅広い。

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