★★☆☆☆の最近のブログ記事

NTTデータが「企業変革」を行った際のノンフィクションをまとめた一冊。

「ビジョンを作る」というフェーズから社員が参画してまとめている。通常はビジョンは(時の)経営層が決める場合が多いが、NTTデータの場合は変革に時間の余裕があったことおよび変革への巻き込みを行うという点から、社員参画型となった。

イノベーション「思考法」と言う題名だが、how-toモノではなく、心がけを述べている。但し、イノベーティブな人の行動分析や、なぜイノベーションが必要なのかの分析などが半分くらいを占める。残りも感心する点もあるが、やや散漫か。本書の目次を見て読むかどうか決めても良いかも。
但し、「志がないとイノベーションは起きない」という点には同意。

「自分はダメ」と思っていることは、理想の自分像を持っていて、そのギャップに悩んでいるということである。そのため、「理想の自分を実現できる」と言うことを潜在意識に植え付けてやれば、それが実現できるようになる。

難しいタイトルの本である。内容が難しいのではなく、どのように捉えるべきか、が難しい。
内容はプレゼンのtips(3つにまとめる、結論から話す等)だったり、モチベーション向上のtipsだったりと、さまざまである。それぞれの観点では、基本的には同意はする。だが、本としてのまとまりは、若干欠けるような気がする。
「MECE」という言葉がある。「もれなくダブり無く」という意味である。交渉ごとのtipsをMECEでまとめるのは非常に難しいとは思うが、本書に、「これさえ理解すればどんな交渉もOK!」のような全体感があれば、より判りやすくなると感じた。


アタマで話す技術
アタマで話す技術八幡 紕芦史


おすすめ平均 star
star論理的な話し方がマスターできる
starこの本の内容自体が
starコミュニケーションのマニュアル
star即効性あり!!
star知的ゲームの世界への誘い

Amazonで詳しく見る
by G-Tools

効率的に時間を使うための手帳活用法のノウハウ本。特定の手帳のPR本かとおもいきや、そうではなかった。一番最後に、タイム/システムの手帳を推奨しているが、本書はそれにとらわれるものではない。

時間の使い方の本はいろいろあるが、thikが考えるに、以下の3つに集約されると思う。

  1. すべきことをリストアップする
  2. それらを優先付けする
  3. 優先度順に作業時間(or作業依頼者)を割り振る

これらを効率よく進めるためのフォームや考え方を本書で紹介している。

見開きで、「バリューチェーン」や「SCM」という、事業を行う上での考え方を簡単に網羅している。2005年12月に発刊された為、比較的新しい「ブルーオーシャン戦略」なども記載がある。

ただ、各々の考え方(フレームワーク)は、それらが一冊の本になるくらい奥が深い。そのため、本書の2ページでは言い表せていないことがかなりある。そのために、巻末には参考文献が各考え方に対して1冊づつ記載されている。本書を読んで興味を持ったものについては、詳細を読んでください、ということだろう。

永六輔さんと30年以上もラジオ番組をやっている遠藤泰子の本。話すよりも聞くのが得意なアナウンサーとして、55個の「聞く」コツを述べている。1個あたり2-3ページなのでさらりと読めてしまう。でも、この手の本は実践が大切。気づいたところからやっていこう。
なお、章立ては4つに分かれていて、それぞれ、

  • 「聞く」は「あなた自身」に効く(tips系が記載)
  • 「聞く」は「人間関係」に効く(より深い会話用のtips)
  • 「聞く」は「ピンチ」に効く(困ったときのtips)
  • 聞くことは話すこと(聞くことが職業である人の紹介)

という名前なのだが、分類の枠組みと目的がちょっと不明確に感じた。

原題は、"Good to great and the social sectors"。その名の通り、Good to Great(これはビジョナリーカンパニー2の原題)を、NPOや行政などの社会活動に適用させるとどうなるか、を記している。
ビジョナリー・カンパニー ― 時代を超える生存の原則ビジョナリー・カンパニー 2 - 飛躍の法則に続く第3弾のように見えるが、上記の通り、また本書の冒頭に書いてあるように、ビジョナリーカンパニー2の付録としての位置付けである。著者の過去の2冊を、企業とは違う分野、即ち社会活動に応用するとどうなるかについて記している。

少し前に流行語になった「パラサイト」。本書では、20代ではなく、「ミドル」、即ち40代後半の「パラサイト」の課題を提起している。副題は、「サラリーマン45歳の憂鬱」。


著者は、日本のサラリーマンは45歳を超えると会社に寄生していると指摘する。終身雇用や過去の功労としての退職金や役員のポジションがそれを支えているという。
そして、従来の成長の減速と共に、パラサイトミドルを支えることが出来なくなってきている点を指摘し、社会の多様化の中でパラサイトミドルは道を見出すべきだと言う。

弁護士になって5年で種々の画期的な勝訴をもたらしている著者。本書は、弁護士は言うに及ばず一般社会においても如何に論理力が必要となるか、また論理力があればどれほど有利かについて述べている。
そして、痴漢事件の具体例を通じて、論理力があれば有利に物事を運ぶことを実証している。また、論理力と共に情報収集及び情報整理力も欠かせない。それらを基に、相手を説得するのではなく納得させて交渉を勝ち取る。

このアーカイブについて

このページには、過去に書かれたブログ記事のうち★★☆☆☆カテゴリに属しているものが含まれています。

前のカテゴリは★☆☆☆☆です。

次のカテゴリは★★★☆☆です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。