有名な「ブルーオーシャン戦略」を、日本向けに解説した書。欧米では「レッドオーシャン」での戦い方はMBAホルダの常識であるため、原著ではあまり述べていない。一方、著者は、日本では、まず「レッドオーシャン」の考え方を理解しないとブルーオーシャン戦略がわかりにくいという。
本書では、まずレッドオーシャン戦略と対比しながらブルーオーシャン戦略の全体像を見せ、その後ブルーオーシャン戦略の実現に必要となるツール(考え方)を説明している。
「ブルーオーシャン戦略」でキム教授他が提唱している内容は「競争が(少)ない新規事業/商品を創出するためのツール」であるという私の認識は変わらなかったが、「日本のブルーオーシャン戦略」を読むことで、そのツールを考案した背景や使い方への理解が深まった。それは、「ブルーオーシャン戦略」と比べて、
- 日本企業の実例が豊富であること
- 図表が多く、視覚的に捉えやすいこと
日本のブルー・オーシャン戦略 10年続く優位性を築く | |
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