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パーツメーカで有名なサトー社長の著。日本航空に就職して、縁故で入社した著者。「創業者よりもそれを継続する社長の方が大変」と言うことを実感し、それでも「まずは変化」を起こすことにより同社を成功に導いた。そのための「肝」が、「三行提報」である。これは全社員が127文字で毎日社長に報告する仕組みである。

社員のやる気を上げる20の簡単な「しかけ」を具体的に記している。360度評価やMBO,PDCA等のマネジメント機能を、非常に判りやすく記載している。

著者は、主に中小企業向けのコンサルティングを行っているトーマツイノベーション(http://www.ti.tohmatsu.co.jp/)の社長。読者も、同社が主な顧客とする層を想定しているようだ。

原理には目新しいことは無いが、それを非常に簡単に「実行」できるようにしたのが本書の特徴。たとえば、「常に『結論から先に言え』の11字を唱えろ」とか、「あなたはどう思うの?」と聞け、とか、それだけ覚えていればスムーズに進むことが20個列挙してある。まず、日常業務のモチベーション向上を手っ取り早く行うtipsとして、有効だろう。


上司の すごいしかけ
上司の すごいしかけ白潟 敏朗


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事業に投資するためのチェックリスト。ファンド側だけではなく、事業を実施する側にも役に立つ。

事業を成功させるために考慮することを、7つに分類して述べている。

「『オペレーション』戦略」という言葉は聞いたことが無かったのだが、実際は「会社の業務で他者優位性を発揮させるための戦略」ということ。以前書いた「ナンバーワン企業の法則」に出てくる「オペレーショナルエクセレンス」を実現するための戦略のことである。

本書は、そのための戦略を5種類に分類している。CRM、SCM、調達、研究開発、管理スタッフ業務である。

再度読み返した。やはり、チェックリスト的に使う本だと思う(本自体もそのような体裁を含んでいるし)。

以前読んだメモのURLをまとめておく。

プロフェッショナル・アントレプレナー

プロフェッショナル・アントレプレナー 第1の法則「有利な産業を選ぶ」
プロフェッショナル・アントレプレナー 第2章 価値あるビジネスチャンスを発見する
プロフェッショナル・アントレプレナー 3章 テクノロジーの進化を制する
プロフェッショナル・アントレプレナー 第4章 本当の市場ニーズを発見し、それを満たす
プロフェッショナル・アントレプレナー 第5章 購入者の意思決定と、市場の力学を理解する
プロフェッショナル・アントレプレナー第6章 既存企業の弱みに付け込む
プロフェッショナルアントレプレナー 7章 知的財産を管理する
プロフェッショナル・アントレプレナー 第8章 イノベーションの利益を専有する
プロフェッショナル・アントレプレナー 第9章 最適な事業体制を取る
プロフェッショナル・アントレプレナー 第10章 リスクと不確実性に対処する
プロフェッショナル・アントレプレナー 最後に


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ボストンコンサルティンググループ(BCG)のVPである著者が、1998年に執筆した本。
当時は先進的だった(そして、腑に落ちていなかったも知れない)「デコンストラクション」という考え方も、今では問題なく受け入れられる。だからこそ、「デコンストラクション」の考え方を十分理解して、現在検討している業界のプレーヤを整理しようと思って読んだ。

以下、本書及びthikの考えから。

明日は誰のものか -Seeing What's Next 第3章の続き。

4章は、「非マーケット要因はイノベーションにどのように影響するか」。1章で触れた、政府の干渉等がどのように影響を及ぼすかについて言及している。なお、「干渉があるからイノベーションに悪影響を及ぼしている」という一義的な見方ではない。

明日は誰のものか -Seeing What's Next 第2章の続き。

3章は、「戦略的な判断-どれが重要な判断なのかを見極める」と題し、「では、イノベーションのジレンマにはまってしまっている、われわれ既存企業は何をすべきか?」について、クリステンセンが答えています。

クリステンセンは、「RPVの項目で差異が生まれないときの戦いで、雌雄を決する項目について研究した本」として、以下を引用している。

  • Larry Bossidy and Ram Charan,Execution:The Diciplineof Getting Things Done(New York: Crown Business, 2002) (L.ボシディ、R.チャラン、C.バーク『経営は「実行」』日本経済新聞社、2003年)
  • James C. Collins and Jerry l. Porras,Build to Last(New York: HarperBusiness, 1994) (J.C.コリンズ、J.I.ポラス『ビジョナリーカンパニー』日経BP社、1995年)
  • James C. Collins,Good to Great(New York: HarperBusiness, 2001) (J.C.コリンズ『ビジョナリーカンパニー2』日経BP社、2001年)
  • William Joyce, Nitin Nohria and Bruce Roberson,What (Really) Works(New York:HarperBusiness,2003) (W.ジョイス、N.ノーリア、B.ロバーソン『ビジネスを成功に導く「4+2」の公式』ソフトバンクパブリッシング、2003年)
  • Steven C. Wheelwright and Kim B. Clark,Revolutionizing Product Development: Quantum Leaps in Speed,Efficenciy and Quality(New York: Free Press, 1992)

明日は誰のものか 第1章のエントリの続き。
第2章「競争のための戦い-競争相手の実力を見きわめる方法」では、クレイテンセンの「RPV理論(Resource,Process,Value)」に基づき、相手の実力を見きわめ、戦いの結末を予測する。

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