2007年7月アーカイブ

「少しの綻びが大きな犯罪を呼ぶ」という「壊れ窓理論」。ニューヨークの凶悪犯罪を一掃するために、地下鉄の落書きを許さない活動から着手して大きな成果をあげた。
「壊れ窓理論」をビジネスに応用して、ほんの些細な問題から顧客を失っていくことになることを本書は示している。

ハードカバーだが、200ページ程度なので気軽に読める。具体例も豊富にあり、一つ一つが共感できるのだが、「それが必要十分条件か?」という疑問は残った。
確かに、細かいところまで気を配る必要はあるとは思うが、それで事業が好転するか、というと、他にも考えるべき点はあるのではないか、と思う。


「壊れ窓理論」の経営学 犯罪学が解き明かすビジネスの黄金律
「壊れ窓理論」の経営学 犯罪学が解き明かすビジネスの黄金律M・レヴィン 佐藤 桂


おすすめ平均 star
starタイトルに惑わされるな
starありがちな一冊。
star壊れ窓理論ではないと思う
star標題に釣られて。。。

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「オペレーショナルエクセレンス」「製品リーダー」「カスタマーインティマシー」の3つの価値戦略から1つに絞って強化する必要がある。

オペレーショナル・エクセレンスは、経営実務面の卓越性を目指す。効率的な業務により、価格面での差別化を図る。
製品リーダーは、性能の限界を追求する製品を継続的に提供することに専心する。
カスタマーインティマシーは、顧客との親密性を徹底的に追求することを目指す。特定の顧客が欲するものの提供に心を砕く。独特のニーズを満たすことに特化し、ニーズを感知する関係を築く。都度の取引での利潤追求ではなく、顧客リレーションシップを提供する。

以下、本文から、キーワードをピックアップする。

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