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先日読んだビジネス・ロードテスト」は、「業界と市場は違う」と強調している。趣旨は、「類似の売り手の集まりが業界、類似の買い手の集まりが市場」ということだ。
各々の概念を「業界」または「市場」と呼ぶのが最適かどうかは別にして、売り手群と買い手群を区別する必要はあるだろう。
この考えは、アンゾフのマトリクスで用いられる二軸と同じだ。

アンゾフのマトリクスは、それぞれの軸に対して新規か既存かで分割した4象限で考える。しかし、新規だろうが既存だろうが、製品としての魅力を検討する場合には、自社製品の優位性を考える必要がある。すなわち、「他社を押しのけて採用される」為には、他社に比べて優位性を持つ必要がある。USP(Unique Sales Proposition)というbuzzwordが、これに該当するものだろう。
もうひとつの軸である顧客の面では、顧客の購買決定要因が何かを考える必要がある。すなわち、顧客が購買を決める理由は何か、である。この理由を外した商品は、売れない。「KBF(Key Buying Factor)を考える」のは、顧客軸で事業を見たときの鍵を探るためである。

業界軸をUSPを考え、市場軸ではKBFを考え、それらの総合として該当事業のKSFが導かれるのだろう。

ある計画の資料を見て、感じたこと。
企画を進めるためには、

  • 判らないことを「判らない」と認識して、「判るためには何をしたら良いか」を明示する。
  • 判らない中で判断をする
が必要だと再確認した。判らないことを無理やり白黒つけようとするから論理が破綻するのであって、白黒つけるためのアクションが破綻していない(納得感がある)のであればOKだと痛感した。

先ほどのエントリを書いた後、ちょっと考えた。Freemindに限らず、マインドマップやKJ法ツールなどを会社内で使っているのを見たことが無い。せいぜい、WordやPowerpointでアウトラインモードで編集するぐらいだ。なぜなのだろう?

「皆と同じ」が誉められ、一つの事に熱しやすく冷めやすい日本人(ずいぶんステレオタイプだなあ)。言い換えると、「平均値」に固まっていて偏差が少ない。

そんな人たちだから、「ロング」テールではなく「ミディアム」テールになって、「極小ロット、極多品種」に優位性を見出すネットと親和性がUSほど少ないのでは、と考えた。

むしろ、「大量販売」にネットを使ったほうが良いのでは、と考えた。巧妙な宣伝により、特定の商品の購買意欲を高めて、それを一気に販売する。物流・在庫を低減させてリアル店に勝つ、というのはどうだろう?

アイデアの発端は、ひょんなところからやってくる。電車の中だったり、給湯室だったり、周りのマンションを眺めながらだったり。

その「ひらめき」を練りこんでいくフェーズでは、ある所から考えることが快感になってくる。どんどん考えたい。あれも考えたい、これも想定したい。そうして、気づくと終電を逃す。
でも、そういう時って、徹夜しても全然疲れないんですよね。不思議。
暑くなく、寒くなく、会社で徹夜するには最適の時期です(?)

休日のため、超軽めのエントリー。

新しい事業を作る「ビジネスプロデューサ」には、どのような能力が必要なのだろうか。

eBPフォーラムに掲載されていたeBPとは(PDF)には、eビジネスプロデューサ(eBP)の人材像として、究極のジェネラリストと、ハイブリッド型インテリジェント・ブルーワーカーの2種が挙げられている。また、eBPには、「プロデューサマインド」「IT,ビジネス知識」「ビジネス発想メソドロジー」の3要素が必要だと述べている。

これらは全て自前でそろえる必要はないことに注意したい。自分には弱点があることを堂々と公表し、それを補完できる人を集めて実行すればそれでよい。結果を出せばOKなのだから。
自分のスキルアップも勿論必要だが、目的は事業を作ることである。そのゴールに向かって、私にとってどの道が最短で、誰にサポートしてもらえばよいか、を常に考えて走っていきたい。

手帳のtips

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2005年度の上半期終了まであと1ヶ月半。現在の延長線での上期の結果が見通せるようになり、計画の見直しも良い時期である。計画を見直す、という作業は、「重要だが緊急ではない」。このような作業は、つい後回しになってしまうのだが、確実に行う必要がある。

私は、フランクリン手帳を使っている。「7つの習慣」の分厚い本を読んだわけではないのだが、「大きな目標」と「特定の日/時刻にする仕事」を明確に割り当てられるので、とても便利に使っている。
(「企業家のための書評ブログ」でも、フランクリン手帳に触れている。他の手帳(熊谷式、モチベーションノート)との比較は必見です。)

フランクリン手帳を気に入って使っているのは、以下のような理由だ。

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