イタリア人の働き方 内田洋子,シルヴィオ・ピエールサンティ著

| コメント(0) | トラックバック(0)

「国民全員が社長の国」という副題が付いているように、イタリアで事業を営むユニークな社長のエピソードを集めた本。VIPご用達の靴磨きや、2年以上のバックオーダーを抱える生ハム業者、果ては悪魔払い専門の新婦など。
いずれも自身の仕事に誇りを持っているのがとても良く分かる。

冒頭に、

ミラノ工科大学の調査で、イタリアの第三次産業に属する起業家のうち10人に9人が「収益を上げることが自らの起業と経営目的の第一義とは考えていない」と回答し、「事業を起こした理由は、自分だけの独創的な企画を実現したかったから。会社を通じて自分が生活する地域社会の環境をより高めたい」としている。

とある。「自分自身」や「地域」、そしてここに記載は無いが「家族」」への尊敬の念が大変強いのだろう。


イタリア人の働き方
433403232X内田 洋子 シルヴィオ・ピエールサンティ

光文社 2004-01-17
売り上げランキング : 117469

おすすめ平均star
starイタリア人の職人魂を感じます
star希望をあなたに

Amazonで詳しく見る
by G-Tools

トラックバック(0)

トラックバックURL: http://thik.jp/MT-5.2.8/mt-tb.cgi/851

コメントする

このブログ記事について

このページは、thikが2007年1月30日 01:03に書いたブログ記事です。

ひとつ前のブログ記事は「商品企画のシナリオ発想術 田中 央 著」です。

次のブログ記事は「失敗を生かす仕事術 畑村洋太郎著」です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。