自社で金を掛けて開発したものを、なぜ寄贈するのか?

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アドビ、モジラにActionScript Virtual Machineのコードを寄贈へという記事があった。
美談だけのように見えるが、企業活動が全てボランティアベースではないはず。では、なぜお金を掛けて作ったものを販売して投資回収をしないのか?

それは、Flash全体で見れば、VM自体では儲ける必要がなく、寄贈したほうが得だ、と判断したからだろう。

  1. まず、今もプレイヤーのVMは無償配布しているので、ソースを公開しても単価は変わらない。また、現収益源であるオーサリング側は、VMのソース公開有無によって単価は変わらない。
  2. オープンソース化して改良製品開発をコミュニティに任せることにより、VMの開発費を下げることが出来る。オーサリング側の開発費は、変わらない。
  3. また、コミュニティという新たなチャネルで普及させることによって、Flash自体を使う人が増え、自社オーサリングツールの販売個数が増える。
という考えだと思う。

言い換えると、
 (収益)=(単価)×(個数)?(原価)
という関係において、

  • 単価:変わらず
  • 個数:増加
  • 原価(開発費):低下

を狙っているのだろう。

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このページは、thikが2006年11月 9日 00:58に書いたブログ記事です。

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