工業化社会の後の情報化社会は、コミュニケーション社会であり、ITがコミュニケーションを補佐する社会である。そのような社会ではコミュニケーションを提供する従業員が、楽しみながらお客様に「ハピネス」を提供する必要がある --
電通で大阪万博などを手がけた後、東京ディズニーランドを誘致した著者は、上のように主張する。そして、その企業例として、リッツカールトン、パイオニア、オリエンタルランドを挙げている。
現実的な企業理念=カンパニースピリッツを掲げ、それを実践することでお客様に感動を与えることが必要だという。著者が考える各業界のカンパニースピリッツ、特に「保守的」「堅い」というイメージのある銀行などは面白い。文章が口語体なのは、著者の講演を元に書き下ろしたからか。いずれにしろ、さらりと読める本である。
楽しくなければ会社じゃない―「目を醒ませ!」日本企業 | |
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