QWERTYへのこだわり:ソニーエリクソンM600

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公衆無線網につながる端末は、携帯(含むスマートフォン)とPDAがあって、それらの間には深い溝があった。例えば、携帯のキーボードは10キープラスアルファで、PDAはQWERTY配列のキーボードを縮小したものを搭載している。

ソニーエリクソンのM600の記事を見ると、それらを融合させようとしている努力が見られる。縦型の携帯デザインのまま、キーボードを横に5列配置して1つのキーにQWERTY配列の2文字を割り当てた。そのため、各キーを最大2度押すことによってアルファベットの入力ができる。従来の「1つのキーに3~4個の文字を割り当てる」方式よりも格段にキータッチが減り、かつQWERTY配列となっているので慣れている人であればブラインドタッチも可能なのだろう。

 Sony Ericssonは、モバイル電子メールの流行に便乗しながらも、厚さわずか15ミリで、色が黒か白というM600の外観により、デザインにうるさい層にも訴えたい考えだ。
 同社広報担当者によると、M600は、マルチタスクOSなどスマートフォンの特長をすべて備えるが、メッセージングデバイスとして売り込んでいくという。

ということなので、ビジネス用のメール端末にするのだろう。

ただ、ブラインドタッチができないQWERTYキーボードにどれくらいの引き合いがあるのかは不明だ。普段PCを使っていてある程度の速度で入力している人は、キーボードの配置を頭で覚えているのではなく指が自然と動くようになっているのだと思う(少なくとも私はそうだ)。そのため、例えば片手だけでキー入力をしようとすると、キーを捜してしまうので、QWERTY配列の意味はあまりない。アルファベット順に並んでいてもそれほど差はない。
M600を使う人(主に欧米でしょう)にとって、M600がキータッチ数の低減だけのメリットになるのか、それともQWERTY配列にこだわった事による更なるメリットがあるのか。だれかQWERTYに親しんでいる人に聞いていただけますか。

備考 Dvorak配列というものもありますね。いっそのこと、携帯電話のキーをカスタマイズできるようにしてしまえばすべて解決してしまうのでしょうか。

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このページは、thikが2006年2月 8日 01:52に書いたブログ記事です。

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