日本では、ドコモやauなどのキャリアの力が、携帯端末メーカーに比べて相対的に強い。そして、ドコモ自身が立ち上げたiモードにより、コンテンツプロバイダーを束ねて、課金システムも作り上げた。だれがどのサービスに加入しているか、の顧客データベースも持っている。
一方、海外ではiモードのようなキャリアが提供するコンテンツは少ない。そのため、携帯以外での領域でブランドを構築した企業が、自ら最適なコンテンツを提供することができた(自ら提供するしか方策がない)と言える。そして、自社の既存顧客に対してコンテンツ提供を梃子にして携帯ネットワークも提供することになったのだと思う。
VodafoneがMVNOを考えているという記事が以前あったが(こちらを参照)、顧客を囲いきれなかったキャリアが、即効的に収入を稼ぐ方法としては有りだろう。が、既に顧客を囲い込みができたDocomoやauにとっては、MVNOはあまり意味がないのではと思う。
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