リテンションストラテジー スティーヴ・Y. 西浦著

| コメント(0) | トラックバック(0)

デロイト・トウシュの西浦泰明さんが、企業の成長に必須な「人材」をいかに確保するかという点について記した本。
第2章「リテンション戦略を可能にする企業文化」の節を列挙すると、著者が目指す企業が見えてくる。

  • ローリスクローリターンからハイリスクハイリターンへ
  • 固定費から変動費へ
  • 年功序列型の職能給から役割に応じた職務給へ
  • 形式的平等から機会の平等へ
  • 調整型からビジョナリーリーダーシップへ
  • クローズドシステムからオープンシステムへ
  • 集団主義から個人主義へ
  • 主観的評価から客観的評価へ
  • 過去の功績から将来の功績へ
  • 同質性から多様性へ
アメリカ人CEOの給与の内訳が載っている。ベース給与が減っているのは理解できるが、短期インセンティブよりも長期インセンティブが多いのは驚き。よく、「米国の企業は四半期で結果を出すことが必要となる」といわれているため、短期インセンティブが多いのかと思った。また、福利厚生が全体の10%程度という点も日本企業とは大きく異なる。 もちろん、米国流が必ず優れているかとは一概に言えないにしろ、「人材ポートフォリオ」の、「将来性も高く、現在の業績も高い『スター』」を多く輩出する必要があるのは同じだろう。


目次
第1章 なぜリテンション戦略か―人材ポートフォリオの見直しで差がつく
第2章 リテンション戦略を可能にする企業文化―有望な人材を確保するための一〇の座標軸
第3章 リテンション戦略に効果的なインセンティブ―有望な人材には一流の報酬を
第4章 リテンション戦略に不可欠な透明な経営―透明性の高いガバナンスが有望な人材を惹きつける
第5章 日本企業再生への六つの提言―大胆な変革でハイパフォーマンス経営を


リテンションストラテジー―有望な人材を活かす、残す
4761259159スティーヴ・Y. 西浦

かんき出版 2001-03
売り上げランキング : 138,845

おすすめ平均star
star会計の人が書いた人事の本ですね
star早く実現して欲しい世界が描かれている
starアングロサクソン流グローバルスタンダード経営の解説書

Amazonで詳しく見る
by G-Tools

トラックバック(0)

トラックバックURL: http://thik.jp/MT-5.2.8/mt-tb.cgi/729

コメントする

このブログ記事について

このページは、thikが2006年2月27日 00:00に書いたブログ記事です。

ひとつ前のブログ記事は「ビジネスマンプロ化宣言 淡輪 敬三著」です。

次のブログ記事は「マッキンゼー式世界最強の問題解決テクニック」です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。