"The McKinsey Mind"が原題。実際には、戦略コンサルタントの仕事(タスク)の内容を具体的に記載している。
マッキンゼーなどの戦略コンサルタントは、「問題の解決」が肝であり、それは「問題解決手法(PSA)」に凝縮されていると考えていた。
だが、本書は、問題の解決は6つのプロセスからなると述べる。すなわち、実際にはインプットとなる「ビジネス課題」を元に、「分析」、「プレゼンテーション」、「マネジメント」の3つをバランスをとりながら解決策を導き出す。そして、「リーダーシップ」を持ちながら「実行」する。
このうち、「分析」「プレゼンテーション」「マネジメント」は3角形を構成し、各々データと直観(直感ではない)に基づく。
本書では、「分析」「プレゼンテーション」「マネジメント」について詳しく述べている。それぞれでの肝ごとに節としてまとまっている。
分析する
本書では、「分析」「プレゼンテーション」「マネジメント」について詳しく述べている。それぞれでの肝ごとに節としてまとまっている。
分析する
- 問題の構造を把握する
- 構造を把握する
- 当初仮説を立てる
- 分析を計画する
- キードライバーを探す
- 大きな絵を眺める
- 海の水は全部沸かすな
- データを収集する
- リサーチの戦略とツール
- 面接調査のテクニック
- ナレッジマネジメントを極める
- 分析結果を解釈する
- データを理解する
- 最終結果を生み出す
- プレゼンテーションの構造
- 同意を得る
- チームをマネジメントする
- チームを編成する
- コミュニケーションを促進する
- 絆を育てる
- 成長を促す
- クライアントをマネジメントする
- クライアントを獲得する
- クライアントとの関係を調整する
- クライアントを保持する
- あなた自身をマネジメントする
- 職場での生活
- 個人的生活
今、あるプロジェクトでコンサルタントの方とお付き合いをさせていただいている。ほんの内容がまさに当てはまる行動をしている。具体的内容は差し控えるが、当初の想定以上に「マネジメント」に気を使っていることに驚いている。コンサル側が結果を提出しておしまい、ではなく、クライアント側で本当に実行できるような環境作りにかなりの力を割いている。
目次
1 問題の構造を把握する
2 分析を計画する
3 データを収集する
4 分析結果を解釈する
5 最終結果をプレゼンテーションする
6 チームをマネジメントする
7 クライアントをマネジメントする
8 あなた自身をマネジメントする
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