デッドラインを守れ! ダン・キャリソン著

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著者らは、様々な"デッドラインを守りきった"プロジェクトを調査し、興味深い5つのプロジェクトをケースとして取り上げた。それぞれのプロジェクトを「プロジェクトX」のように小説仕立てで述べると共に、プロジェクトで納期を守るためのキーとなった項目をおのおの10個程度導き出している。そして、それらをチェックリストとしてまとめている(洋書によく見られる手法だ)。

各項目とも、奇抜なものはない。だが、わかっているのとできるのとは全くの別物。できる項目から着実に自分で体得していく必要があるだろう。

目次は、以下(取り上げたケースごとに章が分かれている)

  • 序章 “絶体絶命”の危機から脱出するために
  • 第1章 火星探査―失敗続きのミッションに挑む(最終期限が、十年から二年三カ月後に縮められた!
    成功のために、あえて自己主張をしない ほか)
  • 第2章 誘拐事件―究極の最終期限(デッドライン)に挑む(誘拐事件―命のかかった、まさに究極の最終期限(デッドライン)
    主導権は、誘拐犯ではなく被害者が握っている ほか)
  • 第3章 ボーイング777型旅客機―“納期を守る”挑戦により、会社が生まれ変わった(試作機さえ完成していない旅客機を、たった五年で納品せよ!
    大切なのは、相手が求めているものを知ることである ほか)
  • 第4章 映画フィルム配送―終わりなき“締め切り”に挑む(業界“ナンバー3”と手を組む
    相手のことも強力に支持する ほか)
  • 第5章 スタジアム建設―一大プロジェクトに挑む(最終期限まで、期間はたった三年!
    “敵対者”と手を取り合う ほか)

デッドラインを守れ! 組織の絶対絶命を救う、究極の時間戦術
4478732884ダン・キャリソン 野津 智子

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このページは、thikが2006年1月27日 00:37に書いたブログ記事です。

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