辞める人残る人 柳 省三著

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著者は、エクゼクティブサーチ(ヘッドハンティング)やコンサルタントを生業にしている。
文中で、「辞めても平気な人」として、エクゼクティブサーチは以下の点を重視していると言う。

  • マインドセット
    • リーダーシップ
    • 変化への適応力(チェンジ・マネジメント)
    • 集団での能力発揮(チーム・プレイヤー)
    • リスクを厭わないこと(リスク・テーカー)
    • ストレスに過剰反応しないこと(ストレス・トレランス)
  • スキルセット
    • 自己管理能力
    • 意思伝達(コミュニケーション)能力
    • 各職務に必要な技能、資格(英語、簿記など)
    • 軋轢と闘う能力(コンフリクト・マネジメント)
辞めるかどうかに関わらず、上記の項目は主体的に仕事を進めていく上での必須項目である。また、マインドセットの方が、スキルセットよりも重視していることに注目。気持ちの持ちようで、何とでもなるということだろう。 他にも、「(欧米式の)職務明細書を記載して、自分を客観的に把握してみる」など、過去を振り返って未来の目標に向かっているかのチェックポイントとして考えてみても面白い。

この本、Amazon.co.jpでは、ユーズドが1円(それも複数冊)で販売されている。もう少し値が付いてもいいと思うが。


目次
第1部 辞めるか、残るかを決断するとき
 (「辞めても平気な人、残るしかない人」
 「リストラ」をチャンスに転じるために)
第2部 逆境をすり抜け、生き残る技術
 (アイデンティファイ―自分を知る
 プレゼンス―自分をアピールする
 年齢の壁を突破する
 大改革時代を迎えた日本社会
 データで示すリストラの実態―決断するための裏付けに!)

辞める人 残る人―ピンチをチャンスに
4331508692柳 省三

廣済堂出版 2002-01
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このページは、thikが2006年1月30日 00:43に書いたブログ記事です。

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