データを検索可能にすること

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米国政府の各機関が旅行者データベースを共有するそうだ(cnetの記事)。

TSCのデータベースには、実際のテロリストおよびテロリストと疑われる人物に関する情報が保存されており、TSC は、警察、情報機関、国務省などがすでに保有する情報を一元管理し、連邦検査官、州や地方の警察官などが必要な情報を検索/照会できる体制を整えるにすぎないという。誰にそれらのデータへのアクセスを認めるか、および、誰の記録を検査官らに公開するかの判断は各機関に委ねられている。
データは散逸されていると全く意味を持たない。すでに保有する情報を一元管理し、(中略)必要な情報を検索/照会できる体制を整えるにすぎないとあるが、それが一番肝心である。更に、誰の記録を検査官らに公開するかの判断は各機関に委ねられている。ということなので、必要な時のみ検索されているか、それを確かめる手段もない。

米国は、今でもテロと対決しているという非常事態だという認識であり、プライバシーの十分な確保よりも対テロが優先しているのは理解できる。今後、どうなっていくのだろうか?

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このページは、thikが2006年1月19日 01:21に書いたブログ記事です。

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