ハードディスクの大手であるSeagateが、Maxtorを買収する(Yahoo!のニュース)。2002のデータ(PDF)によると、Seagate,Maxtor,Quantum(Maxtorに買収された)の合計で50%超となり、シェアが過半数を超える。2番手はWestern Digitalか、IBMと日立の合弁のHSGTか。いずれにしろ、新生Seagateの1/2にも満たない。
ハードディスクはデスクトップPCでは日用品(コモディティ)になってしまい、利益率は非常に低いと思われる。しかし、サーバ用の高速HDDや、モバイル用の小型など、付加価値がある分野は存在する。各社はコモディティ分野で工場の稼働率を稼ぎながら、付加価値の高い分野で収益を上げていたのだろう。
業界No.1がNo.2を買収することにより、ハードディスク業界を寡占して、コモディティ分野でも価格決定権を取り戻すことができる。
もちろん、ハードディスクがFlash ROM等の他技術に置換されなければ、の話だが。
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