複合した広告モデルの可能性：商品検索にトラックバック機能

POLAR BEAR BLOGでは

検索キーワードに対するトラックバックというのは面白い試みだと思います。あっと驚くような使い道が現れることを願っています。

と書かれている。誰でも情報の発信が容易になり、ネットの双方向性が際立ってきたことにより生まれたサービスだ(これをWeb2.0と言うのだろう)。本サービスを使って、従来の単純化された広告モデル*1)ではなく、複合した広告モデルが出現する可能性があるのではと思う。例えば、

1. トラックバックリストの上位に持ってくるために、ブログ保有者がYahoo!にお金を払う。
   
2. ブログが商品の購入の決め手になった場合、商品展示者(店舗)がYahoo!を経由してブログにお金を払う(アフィリエイトの変形ですね)。
   
3. 安く買えた、または所望の商品が買えた御礼に、商品購入者がブログYahoo!を経由して保有者にお金を払う(の「評価」のブログ版＋現実のお金を動かすモデル)。「投げ銭」などに近いモデル。
   

などがあるだろう。プレーヤ(商品展示者、ブログ保有者、購入者)のすべてがお金を払う動機がある。そして、それを仲介するのはYahoo!だ。事業として成り立ちそうなものもあると思う。

もちろん、当初は無料で開始して、反応を見て有料に切り替えることもあるだろう。いずれにせよ、何かを仲介するところに手数料のビジネスがあるような気がしてならない。

*1) Google adwordsに代表される広告のモデルは、「広告主が費用を支払い、広告表示者が受け取る」である。広告表示者はGoogle自身やAdsenseプログラム参加者を指す。実は、インターネット出現以前の、TVや雑誌広告とモデルは同じである。