ビジネス系の良書が紹介されているOutLogicで推薦されている「事業システム戦略」。まだ読んでいないが、本書を紹介している別のサイトを見ると、今読んでいる「ブルー・オーシャン戦略」と趣旨がかなり近いように思えた。
shiba blogの本日買った本「事業システム戦略」から:
近年、長期的な競争力、いわゆる持続的競争優位を確保するため、事業の仕組みレベルでの競争が行われている。これらの競争は産業における基幹の大企業ではなく、産業の辺縁に存在する企業などを中心に進んできている。
「基幹の大企業」は、従来の顧客に対して、他社とのゼロサムゲーム、即ちレッドオーシャンで競争している、とも言える。
「従来の顧客」が持つ「顕在している要望」を叶えようとすると、どうしても既存の競争スキームとなってしまい、他社との叩きあいになる。すると、体力のある大企業しか勝てなくなる。
一方、「産業の辺縁に存在する企業」は、従来のルールで戦っても大企業に勝てない。そのため、ルールを変えて顧客に新たな価値を提供する必要がある。まさしくブルーオーシャンだ。
Never too late. Go for it!のエントリ「事業システム戦略」から:
「競争の中で生き残るためには、部分的に競争のない状態をつくらなければならない」
というのはわかりやすく、的を射た言葉だと思う。
「部分的に競争のない状態」とは、まさに、ブルーオーシャンだ。
ブルー・オーシャン戦略の鍵は、「メリハリ」「高い独自性」「訴求力のあるキャッチフレーズ」と著者は述べている。「ブルー・オーシャン」「レッド・オーシャン」という語句自体が、著者の主張を端的に伝える「訴求力のあるキャッチフレーズ」になっているのが面白い。
ブルー・オーシャン戦略 競争のない世界を創造する W・チャン・キム レネ・モボルニュ 有賀 裕子 by G-Tools |
事業システム戦略―事業の仕組みと競争優位 加護野 忠男 井上 達彦 by G-Tools |
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