放送局が、コンテンツを明確に分離しながらネット配信を行っている例は種々ある。例えば、
ラジオNIKKEI(旧ラジオたんぱ)が、携帯で聞くインターネットラジヲを試行中である。
但し、同社がPC向けにストリーミングしているページに、
土曜・日曜午前の株式関連番組を含む、上記以外の時間帯はインターネットに露出する権利処理の関係上、ご利用いただけません。あらかじめご了承ください。
とあるように、完全に電波(CATVを含む)とネットを同一のメディアとして見なすのは、例えライブであっても難しいようだ。
cnetの記事には、
ACCESS代表取締役社長の荒川亨氏は「携帯電話の機能をいくら強化しても、コンテンツがなければ使われない。スカパー!はオンライン配信に関する著作権処理ができたコンテンツを持っており、共同で事業をしやすいと考えた」と話す。
スカパー・モバイルではコンテンツ配信事業のほか、広告・マーケティング事業や認証課金事業も手がける。広告事業は動画ビューアーにバナー広告を掲載するほか、企業と共同でプロモーションのためのコンテンツを制作する。課金システムについては、携帯電話事業者の決済システムと連携する仕組みや、モバイル FeliCaを活用した電子マネーによる決済などを検討している
とある。携帯には消費者からお金をいただけるインフラ及び文化がある。消費者のプロファイリングも携帯(ネット)では可能であり、企業(放送局 and/orスポンサー)だけではなく消費者側からもお金をいただける可能性は十分ある。面白いビジネスモデルができそうだ。
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