過激な題だが、中身は、
- 非現実的な期間の減価償却分が貸借対照表には入っていますよ。貸借対照表で利益を管理すると危険です。キャッシュフローを把握しましょう。その際、税金も忘れずに。
- 他にも、売れないものが資産に沢山入っています。これを削除して真の利益を見つけましょう。
12月決算期の著者は、7月後半から来期の計画を立てる。 (以下、著者の記述と、thikの主観が混ざっています) 最初の1週間:数字の積み上げ。著者は「お遊び」と言っている。 次の3ヶ月間:積み上げた数字の検証。
この3ヶ月間は1年間で一番辛い。机の上では成り立った計画が現実に落とし込むとまったく機能しないことを思い知る3ヶ月間だからだと著者は述べる。ここは非常に共感できる。ただ、そこで留まっていると、絶対に計画は達成できない。そこで、著者は、検証と平行して、残す計画と捨てる計画を分け、新たなアイデアを入れ込んでいく。「当社の存在意義の確認」と、「目の前にある材料の再発見」を行って、ひたすら構想を練った後、具体計画に落としていく。 最後の2ヶ月間:具体計画を仕掛ける。いわゆる試行、仮説検証のフェーズだろう。
経営計画の殆どは、「見たくない現実を見ること」と、「構想力を鍛えること」。そして、それを具体計画=「儲けの設計図」に落とし込むこと。年度内は、「儲けの設計図」どおりに行動するだけでよい。
東京理科大のMOT客員教授の児玉先生も、
計画の実行は、"結果を確認する儀式にすぎない"というレベルまで考えること。と、ご自身のブログに書いておられます。お二人に共通するのは、(極論すれば)誰でも行動ができるように計画を作成すること。そのレベルまで作成して初めて目標が達成できることが明確になり、「勝ち戦(いくさ)」になる、ということでしょう。
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