日経ビズテック 5号 続き

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日経ビズテック 5号 続き

特集の2つ目は、「技術覇権の構造」。総論を日経BPの谷島さんが書いている。改めて気付かされるまとめ方であるが、

その前にある切込隊長@山本さんの内容とややかぶっているか。記事では、VHS対βや、DVDで規格化を担当された、元松下の四角さんの記事が面白い。「結局、複数の規格が乱立したとしても、それらを包含する『ハイブリッド化』を実現した者が市場を制する」とのメッセージだった。また、「利益の源泉が部品メーカに移る」ということも示唆している。
青色レーザ裁判後の中村さんの寄稿や、ゲノム解読を手がけていた和田さんの記事など、一元的になりがちな見方を修正する記事もあり、なかなか面白い。

開発者の観点からは、元キヤノンの須川さんの「体験的キヤノン流特許活用術」に改めて納得した。「特許広報は最大の情報収集源」「差別化可能な技術の方向性は、他社特許が自ずと示してくれる」など、特許をライセンス収入の断面だけで捉えるのではなく、開発にも大変有用であることを再認識した。「毎週水曜日の午後は、一律特許の日」というのは、素晴らしい。

日経ビズテック 5号は2,200円である。クリステンセンのイノベーションへの解や、ムーアのキャズムよりも高い(いずれも税込み2,100円)。特定の事象に対する多面的なの見方を知ることができるという意味で、同等の価値はあるのでは、と思う(もともと、書籍の価値は値段では計れないが)。

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このページは、thikが2005年2月24日 02:02に書いたブログ記事です。

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