なぜウルトラマラソンを走るのか、とよく聞かれます。
42.195kmのフルマラソンでも、「お金を払って苦しい思いをするなんて」と言われます。
どうしてウルトラマラソンを走るのでしょう?
私の答えは「楽しいから」。今までに参加したウルトラマラソンは、皆素晴らしい大会でした。
- 最初に走ったのが四万十川ウルトラマラソンでした。四万十川の清流と山の綺麗さ、夕暮れの美しさに感動。私設エイドの内容と心意気にも感動しました。
これでウルトラマラソンの魅力にとりつかれました。 - その次が鯖街道ウルトラマラソン。滋賀県小浜市から、京都の都まで、鯖を運んでいた道をたどる大会です。昔の人の苦労を偲びつつ、そして素晴らしいエイドに感謝しつつ、走りました。
- 野辺山ウルトラマラソンは、コースは厳しいですが、イチゴや蕎麦を堪能しました。
- 越後くびき野100kmマラソンは、隔年開催の大会です。なぜ隔年かというと、「地元の負担を考慮して」とのこと。その分、おもてなしは素晴らしい。沿道の皆に応援してもらっているように思えます。
いずれの大会も制限時刻ギリギリでのゴールです。でも、楽しい。
- 朝から晩まで、美味しい食事が定期的に、それも自動で用意される。上げ膳据え膳です。
- 周りの風景も山あり谷あり、日本の良さが凝縮されている。
- そして、「おもてなし」のこころ。素晴らしいです。
正直言って、走っているときは、「出場しなければよかった」「ここでやめたい」と思う時もあります。
でも最後は「走ってよかった」と思えます。
ウルトラマラソンに求めるものは人さまざまだと思います。タイムを追求するのもあるでしょうし、自分の限界を試したいという動機もあるでしょう。
でも、私は、「楽しいウルトラマラソン」を目指したいと思います。