第2回錦秋の奥武蔵秩父ジャーニーラン 参加記

先週行われた、スポーツエイドジャパンが主催する第2回錦秋の奥武蔵秩父ジャーニーランに行ってきました。その参加記です。

スタートまで

市川を6時頃に出発して、会場に近い越生の駅に着いたのは8時頃。会場となるOパーク越生までは施設のバスで送ってもらいました。

受付では検温と消毒

検温と消毒をしたのちに受付です。この大会は、リストバンドで通過タイムを計測します。ゼッケンとTシャツも受け取りました。

ウェアは2種類、昼間用と夜用

昼間は20度近くに上がりますが、夜は5度近くに下がります。
昨年と同様に、半袖+ランパンでスタートし、途中で防寒着とロングタイツを着込むことにしました。
そのため、ザックには着替えを入れておきます。

説明会で、気分が高まる

着替えたのち、外で開会式と説明会です。説明会に出席しないと、失格です。

舘山代表から、ウルトラマラソンとジャーニーランの違いや、ジャーニーランの心構えをじっくり語っていただきました。

  • ウルトラマラソンは、走りが中心、ジャーニーランは旅が主体。
  • ウルトラマラソンは、数キロごとに給水所がありますが、ジャーニーランは10数キロごとのエイドになります。
  • ウルトラマラソンは、誘導員がいるので迷いませんが、ジャーニーランは誘導員は居らず、地図を頼りに走ります。
  • ジャーニーランは自己責任。走れなくても自力でゴールへ向かう

などです。

ここで、昨年とのコースの違いが1か所だけあるとのお話がありました。実は、今年の地図はよく見ていなかったので、この話が聞けたことはラッキーです。いえ、聞かなかったらエイドを探してタイムロスをしていたことでしょう。

スタート!

説明会はギリギリ(いや、時間超過?)まで行われて、あっという間にスタートの10時になりました。
1人ずつ並んで、リストバンドをタッチしてスタートです。密を避けて、時差スタートとなりました。

信号をしっかり守りながら進みます。街中で、何か所か曲がるところがあります。まだ前後に参加者がいるので、道を間違える心配はありません。

気温は15度くらいで、たまに晴れ間がありますがほぼ薄曇りです。日が当たると暑いですが、曇だと走りやすいです。

CP1 飯能中央公園 13.8km

CP1の飯能中央公園には、12時前に到着です。
まず、両手を差し出して消毒を受けます。その後、給水です。

給水と給食も接触を避ける

マイカップに注いでもらいますが、非接触となるように机にコップを置いて、ボランティアの方に注いでもらう形です。
食べ物も、自分では取らず、マイカップや手のひらに載せてもらいます
ここでは、稲荷ずしを2つ、クリームパンを半分食べました。朝からおにぎりを6個(家で3個、会場で3個)食べましたが、おなかがすきました(笑)

トイレに寄って、次のCP2に向かってスタートです。
でも、その前に立ち寄るのがセブンイレブン。この次のコンビニまでは32km、約5時間も離れます。途中にCPが2か所ありますが、補給は必須でしょう。

間違えて手前のコンビニに

そうこうしているうちにコンビニが見えてきました。「あれ、近いなあ」と思ったのですが、立ち寄ります。
欲しかったスティック状のパンがなく、くるみパンとパウチゼリーを持ちました。CP1からすぐだったので、食べずに背負って走ります。

パウチのゼリーがお気に入り

パウチのゼリー(ヴィーダーinゼリー、ですね)は、前回の「うつくしま、ふくしま。ジャーニーラン」で気に入った補給食です。一度に食べきらなくても、栓をすれば何回かに分けて食べられて便利です。
ショッツ等のマルトデキストリンのジェルは、軽くて吸収も早いのですが、一度で食べきる必要があり、またべとべとするので少し面倒でした。
1分1秒を争うわけではないジャーニーランでは、少し重いけれど味も良く分けて摂れるパウチのゼリーが便利です。

進んでいくと、右手にセブンイレブンがありました! やはり、先程入ったセブンは、地図で書いてある「最終セブン」ではありませんでした。悔しいので(笑)、このセブンは止まらずに通過です。
なお、ここのセブンでは、参加者が数人休憩していました。

膝に違和感…

緩い上り道が続きます。あまりに傾斜が緩いので、歩くと罪悪感を感じます(笑)
この辺から、左ひざに違和感を感じ始めました。まだ序盤戦なので不安が募ります。
今回は生足(!)なのですが、テーピングをしませんでした。しませんでした、というより、忘れたというのが本当です。歩いても少し響くので、まずいかな、と思っていました。

CP2 旧JAいるま野名栗支店前 31.1km

CP2には、2時過ぎに到着です。ここでも、まずは消毒。そして、リストバンドを機械にタッチして計測です。今回は、CP2,4,6で計測をします。

到着したら、Kさんに声をかけて頂きました。何回か大会でご一緒させていただいており、軽く自己紹介です。
CP2では、素麺を頂きました。麺つゆが、塩分補給にいい感じです。

サンドイッチ(ランチパック)のツナも食べて、補給と休憩です。

しばらくは緩い上りですが、道が細くなると急に勾配がきつくなります。ここでは、堂々と歩きます(笑)

山伏峠に向かっての上り坂

3時を過ぎました。谷筋の道では、日がささなくなります。急なカーブがいくつも続きます。秩父に向かう峠を登ります

1時間ほどゆっくり歩いて登り切ると、山伏峠です。応援の方が居り、励ましてくれました。
今回は、私設エイドは自粛です。不特定多数の人が接触することを避けるためでしょう。
でも、応援するのはOKです。しんどいところだったので、嬉しかったです。

下りも歩くときがある

峠を下ります。走るのが基本ですが、たまに歩きも入れて、ひざへの負担を減らします。

去年は1週間遅く開催され、その時は紅葉が良い感じでした。今回は、紅葉までもう少し!という感じでした。(余裕がなかったので、写真は無しです)

峠を越えてから国道299号に出るまで、少し距離があります。バス停もあり、エスケープ可能な区間となりました。

久しぶりの信号待ち

国道299号では、久しぶりの信号待ちです。次のCPまでも、だらだらと下ります。走ったり歩いたりです。
途中で応援している方から声を掛けられました。「頑張って!後ろから来ているよ!」
普通の大会なら、後ろから来ているならペースを上げると思うのですが、そんな気もなく、また余裕もなく。

CP3 道の駅先駐車場 49.0km

やっと、CP3に到着しました。時間は夕方の5時くらい。たぶん、昨年とほぼ同じです。
暖かいすいとんと、秩父名物みそポテトを頂きました。

夜仕様に着替え

ここにはブルーシートがあって、座ることができます。
ザックから、ナイキの裏起毛ロングタイツと、モンベルの雨具を防寒用に着ます。
そして、ザックには赤色点滅灯を着けて、ヘッドライトも装備します。ウエストポケットにはハンドライトも入れました。

20分ぐらいの滞在しました。結構長いですね。

タイツの威力は抜群

走り出してすぐに感じたのは「ヒザの違和感がない!」ということ。コンプレッションタイツの威力を感じました。これなら、なんとかなりそうです。

しばらくは、下りが続きます。春の荒川ジャーニーランでゴールとなった横瀬の武甲温泉を過ぎると、秩父市街地に入ります。

電池を変えて、ライトは明るくなった

ヘッドライトが暗く感じます。5本100円で買った100均の単3電池を入れています。大会前に少し使ったので、新品ではないために暗いのでしょうか。街中ではなんとかなりますが、真っ暗な山道では少しきつい。予備のハンドライトはありますが、走るたびに明るい部分が振れるのでいまいちです。

コンビニで電池4本600円のエボルタ電池を買って入れ替えると、超明るい!! やはり新品のブランド物は違います。100均の10倍の値段ですが(笑)

秩父のまちなかを過ぎると、また暗くなりました。小鹿野(おがの)のCP4までは、緩い上りで小さな峠を越えます。

ファミマでスパゲティ、パン、あめ、ラテ

CP4の前にあるファミマで休憩。この先は20km近くコンビニが無いので、補給食兼非常食としてスティックパンを仕入れました。そして、スパゲティを食べて温まります。
走っていて飽きてくると水を飲んでいましたが、汗をあまりかかなくなってきたので、代わりにのど飴を調達しました。ついでに眠気覚ましカフェラテも買いました。

CP4 小鹿野町役場付近 68.5km

CP4でも、リストバンドで到着時刻をチェックします。そして、ここでは暖かい豆乳スープを頂きました。

次のCPまでは、人気の少ない峠越えです。そして、昨年は犬にほえられて驚いた覚えがあります。
そのため、この区間は一人では走りたくないので、だれか周りにいないかを探します。
両神の道の駅までは緩い上りですが、その後は歩いて登りました。

半月、星たくさん

今日は半月です。ヘッドライトを消してみると、満点の星。星座は良く知りませんが、オリオン座は判りました。

ほぼ登り切って、狭いトンネルを過ぎると一気に下ります。

国道140号線にぶつかったら左折。次のCPまではもうすぐです。

CP5 秩父鉄道武州日野駅 83.9km

CP5への到着は11時少し前。去年より少し暖かいような気がします。

暖かい味噌汁にご飯を入れていただいて、温まります。お代わりも食べました。

次のCPまでは国道140号線を進みます。道迷いはないでしょう。問題は眠気です。

カフェラテで防寒

途中のコンビニでカフェラテを飲んで温まりました。
ハッシュポテト食べましたが、なぜか半額でした、?

上着は、4枚重ねになった

だんだんと寒くなり、途中でついに中綿入りのブレスサーモも来ました。これで全部です。
モンベルの雨具(トレントフライヤー)、ミズノのブレスサーモ、大会Tシャツ、ミレーのドライナミックメッシュです。おおよそ、走る格好とは思えませんね(笑)

CP6 道の駅みなの 102.8km

道の駅みなのには、2時半すぎです。エイドで温まっていたいのですが、止まると寒い。トイレに寄って、少し食べて出発しました。

ここから先は、去年は寒さと眠気でふらふらしながら歩いたところです。今年も眠いのはあまり変わりありませんが、寒さは少しマシのようです。

後半の登りは歩き、下りも少し走るだけで、ほぼ歩きです。なんとかCP7に着きました。

CP7 秩父鉄道波久礼駅 114.2km

CP7に着いたのは、4時半頃です。CP7は、去年は交差点だったのですが、今年は駅の待合室がエイドステーションです。去年は風が吹いていて寒かったのですが、今年は寒さをしのげてとても良かったです。カレーライスを頂いて、おなかを膨らませます。水も補給しました。

今年のコースは、すぐに線路を渡っていきます。寄居の町を間違えずに右折して、荒川を渡ります。

ライトと防寒着を外した

6時前に、明るくなってきました。走ると汗をかくようになったので、ヘッドランプを外して、防寒着も脱ぎます。坂を上って、国道254号線に合流です。
日が昇ってきました。

左手にコンビニがあります。
そういえば、去年はこのファミマで朝食したなあ、ちょうど店内で食べると消費税が10%になった時だったなあ、と思い出しながら、カレーライスでおなかが膨れたので通過です。

だらだらと坂を上り、トンネルの手前曲がって旧254号線に入ります。下って八高線をくぐり、しばらくすると竹沢エイドがありました。

CP8 JR八高線竹沢駅付近 127.2km

竹沢エイドでは、シチューがあります。美味しくて温まり、一石二鳥です。

ツナサンドをもらって、スタートです。あと、ゴールまで20km弱です。

国道254号線に沿って進み、小川町で都幾川方面に向かいます。雲一つない快晴で、とても気分が良い朝です。

緩いアップダウンがあり、右折する目印となるファミマに着きました。残りは9kmくらいですが、暑くなりそうなので、ペットボトルを補給しました。
目も覚めてきて、走ったり歩いたりしながら進みます。

セブンで旧道に入ると、残りは数kmです。越生の町を通過すると、ゴールまですぐです。

無事にゴール!

オーパークに入って、坂を上ってゴール! まずはリストバンドでタイムを計測した後、ゴール写真の撮影です。

時差スタートなので、記録証の印字まで時間があります。きちんと消毒して、水分補給をします。

荷物を受け取り、ストレッチをしたり着替えたりしてからお風呂です。

足裏を見ると、軽くマメができていました。靴下が厚手で、蒸れたのかもしれません。

湯船に浸かって出ると、すこしふらふらします。いつもはこんなことはないのに…やはり、疲れているのでしょうか。

オーパーク越生のバスで越生駅まで送ってもらい、駅前でタンメンと餃子をたべて帰宅です。

2日たっぷり楽しめました。

おわり。

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コメント

  1. ま~く より:

    この時期の山間部は冷えるでしょうし、途中で膝の痛みがありながら見事の完走おめでとうございます。

    ところでこちらは毎年夏に行われ「オクム」の愛称で知られる大会とは別な大会なのでしょうか?それともコロナの影響でこの時期に変更になったのでしょうか?

    タイツの効果って意外とありますよね。私の場合は膝に不安があるので、タイツは走るときに欠かせません。今年の夏頃にタイツ無しで何度か走りましたが、膝が痛む兆候が現れたのでタイツ着用に戻しました。

    • ひっきー より:

      コメントありがとうございます。なんとか完走できました。
      今回参加した大会は、「オクム」と呼ばれる奥武蔵ウルトラマラソンとは別です(主催者はおなじですが)。今回の大会は夜間走が入りますが、奥武蔵ウルトラマラソンは昼間だけです。

      タイツの効果は、改めて感じました。というのも、走り始めた後にタイツを履いたことはほとんどないので、その効果が実感できなかったのですが、今回は明らかでした。