サービスを普及させる為にはAPIを公開すべし、というのが「Web2.0」の世界の常識らしい。携帯電話でも同様のアプローチを取ってシェアアップを図ろうとしているのが、Javaベースの携帯ブラウザ「jigブラウザ」なのだろうか。
cnetによると、
ユーザーが自由に機能拡張できるようにするほか、専用のプラグインがダウンロードできるポータルサイトを開設し、ユーザーのカスタマイズを促す。
とのことなので、有志がカスタマイズすることにより使いやすいソフトに仕上げることが出来る。ブラウザ普及の為にFirefoxが採用した作戦と同じだ。
ブラウザ自体のライセンス費用はjig.jpの収益となるため、プラグイン環境を揃えても、jig.jpには損はない。逆に、プラグイン自体が優れた宣伝材料となるため、素晴らしいプラグインには懸賞金を提供しても良いくらいだろう。
携帯電話のソフトは、非常に複雑になってきていると聞く。他人の力を上手く使いながら自社製品の普及を図ることができる「インタフェース公開」方式は、今後も増えていくに違いない。
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