「東大先端研での実験的経営教育の記録!」という副題のとおり、12回に及ぶ講義の要約である。内容はわかりやすいし、受講者とのQ&Aなど臨場感もある。後半にはベンチャーで活躍している方を講師に招いてのログもある。200ページ少しの薄い本ながら、キーエンスを例とした組織論や「リスク」にかなりの分量を割いているなどが特徴的だ。
大学院生と、社会人受講者向けの講義であるが、多分、通常の書籍レベルの知識をすでに保有している学生に対しての講座であり、tips的な内容に重点を置いたのだろう。企業での経営戦略のツボを知りたいときに良い本だと思うが、いわゆる「戦略」などの基礎は知っていることが前提となる。
理系人間のための経営戦略入門―東大先端研での実験的経営教育の記録! | |
柴田 英寿 実業之日本社 2002-10 売り上げランキング : 86,335 おすすめ平均 企業経営の全体観の把握、組織の機能、リーダーシップ、といったテーマを理解したい全て入 中身が濃い本です 起業家になりたい人、特に理系の学生にとって Amazonで詳しく見る by G-Tools |
コメントする