年賀状シーズンを前に、各社から葉書作成ソフトが発売される時期となった。
cnetの見出しでは、「はがき作成ソフト「筆王」の新版発表--イメキャラに熊田曜子さんら」となっている。もはや商品自体が購入の動機にならなくなり、「誰が宣伝するか」で売上が左右されるということだろう。顧客が必要とする機能は全て盛り込んでしまった状態だ。
このようなときには、「ローエンド型の破壊」が起こりやすい。即ち、もっと安くて、単純な機能だけに絞った製品がビギナーから歓迎され、いずれはヘビーユーザーも取り込んでしまう。はがき作成ソフトであれば、どのようなローエンド型の破壊が起こるのだろうか?
例えば、データを安全に預かり、webブラウザ経由で印刷させるASPサービスを、ISPが行うのはどうだろうか。自社の差別化のため、本サービス自体は無料(ストレージ容量も微々たる物だし、無料データベースで管理すれば現在のコストで吸収できるだろう)。
「情報漏洩への対策も万全! ○○プロバイダの無料年賀状印刷サービス!」面倒なソフト設定などは一切無料。専用のページ(ActiveXを使うからIEに限定されるかも)から自宅のプリンタにすぐに印刷できます。オプションで、宛名を印刷した葉書をご自宅にお届けすることもできますし、先方に送ることもできます。
もう、既にサービスされていたりして。。
以前トラックバックをいただきました、サイボウズの安田です。
その節はありがとうございました。いつもブログを拝見しております。
今日のエントリを拝見し、私もはがき作成ソフトについて色々考えていたことがあったのでこの機にまとめ、トラックバックさせていただきました。
はじめまして。興味深いお話を拝見させていただいたのでコメントさせていただきます。
個人の住所録データとストレージ機能の親和性に着目して、作成したファイルデータの自動バックアップ連携を今秋リリースしました。
http://coden.ntt.com/salon/e/
まずはケータイやPCにあるアドレスデータをネット上に集約する利便性を図っていきたいと考えています。
仰るとおりオンラインプリントサービスに連携させていくことも必要かもしれませんね。