海洋温度差発電を作り上げた著書が、「Only Growers Survive」と、インテル会長のA.グローブを向こうに張るような副題で書き上げた本。どこかの雑誌に連載をした原稿を集めたのかと思ったら、書下ろしらしい。以下、目次から
- 序章 なぜ成長しなければいけないのか
「成長したい」という欲求が幸福をもたらす
「これでいい」と思った瞬間に成長が止まる - 1章 成長する人と組織に共通するもの
目標を口に出すことで、成長回路を刺激する
「大きな目標」を掲げない組織は成長しない
成長の度合いは、想像力と忍耐力の席に比例する - 2章「心地よさ」のあるところに成長は生まれる
適度な緊張感と脳の活性化を生む「心地よさ」 - 3章「成長思考」で限界を突破する
全ての現象は非線形である - 4章 対極をつかみ、柔軟に形を変える
「むちゃ」を面白がれる度量で成長力は測られる
自分の強み、弱みを因数分解する - 5章 人間は成長するようにできている
「発見」は「困難」のすぐ隣にある
成長できるのは、「成長の可能性」を信じきれる人
人間は本質的に成長を望むのであり、同氏が提唱する5つの「成長の原理」を実践すれば企業や人間も成長するはずと説く。
- 「創造・忍耐の原理」
- 「成長限界の原理」
- 「並列進行の原理」。複数のことを同時進行させる。本業が好調なうちに新しいことを始める、忙しい中に全く別の仕事を入れてみる、など。それらがシナジーを起こすこともありうる。
- 「条件適応の原理」周囲の状況に適合しながら成長していく。
- 「分離・再結合の原理」他のネタと融合させたり、今のネタの本質を切り出したりしながら、成長する。
著者から見ると、「ニート」などは考えられないのだろうなあ。
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