RSSはファッション?

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ビジネスブログが流行っている。サイトの更新概要をpush送信するRSSに広告を載せる、というのは極めて自然な流れだと思う。但し、どのようなブログにどのような広告を載せると適切なのか、は、非常に難しい。有名なGoogleにしても、「なぜ、このページに、この広告が?」と首を傾げたくなるようなのコンテンツネットワークの広告がたくさんある。

MOがRSS広告に乗り出したというcnetの記事があった。でも、よく読んでみると、あるブログの記事に似た記事が掲載されているブログを表示する機能であり、直接RSS配信は使っていないようだ(GMOアフィリエイトのプレスリリースでは、「高度なRSS検索技術」と述べている)。
但し、記事からRSSを生成するのはbulknewsでも行っているため、実際に似た記事を見つけてRSS送信したり、指定された広告キーワードに近い記事が配信される際に、RSSアグリゲーターが広告を挿入して送信することは容易に可能となるだろう。

一方、ネット広告はPay per View(何回表示したか)の考えから、より実効的な Pay per Clickに移行してきた経緯がある。RSS送信だけでは、それを見てクリックしたかどうかが広告主側で把握できず、従来のPay per Viewに戻りかねない。そのため、RSSを受信した顧客がアクションを起こした際に、一旦広告企業サイトに引き込んでから本来のサイトに飛ばすことにより課金を行うなど、RSS送信での広告課金モデルをしっかり作る必要がある。
このあたりを特許などで排他的にしないでくださいね>皆様。

今回の記事を読んで感じたことは、「RSSって流行り(ファッション)なんだな」ということ。ビジネスはタイミングなので、ある程度の流行りを追うことは良いことだとは思うが、今回の記事はちょっとフライングかな、と感じた。

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このページは、thikが2005年6月21日 01:07に書いたブログ記事です。

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