ご当地本として、京都に続いて浜松の本を取り上げる。
著者(達;本書は共著である)は、浜松の特長は以下だと述べている。
- 勤勉の風土。江戸時代から教育に熱心であり、寺子屋と報徳思想の普及に力を入れていた。
- よそ者を受け入れる風土。浜松藩主は頻繁に国替えになっていたため、よそ者を受け入れる風土ができていた。
- 独立独歩の心。権力者の庇護を受けた歴史が無いために、自主独立の気運が強い。
- 企業を起こす土壌。軽工場の集積が発展の好循環を生んでいる。
- 有機体としての地域。種種の工場が補完しあって、仮想的な大きな企業を形成している。
- 激しいライバル競争。各種企業が狭い地域にて操業するため、切磋琢磨していた。
「浜松企業」強さの秘密 竹内 宏
東洋経済新報社 2002-07
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