「マイニング用データを着々と仕入れるGoogle」というエントリで、Googleアラートでのデータ収集の将来性を述べた。cnetによると、Googleヒストリーが始まったそうだ。Googleにログイン(GmailのアカウントでOK)すると、過去に検索に使用したキーワードが出てくる。今は、単にキーワードのみだが、当然そこには留まらないだろう。
「検索者の利便性向上のため」、キーワードのレコメンデーションも可能となる。また、過去の検索結果及び検索後のクリック状況を元に、検索結果のランキングを「その人に最適」にするかもしれない。例えば、書名で検索することが多いユーザで、検索後のクリック先が書店ではなく書評サイトが多い場合、次回書名で検索した場合には書評サイトをランキング上位に配置するなどもできるだろう。
但し、技術的興味(及びプライバシー的な脅威)と、事業は全く異なる。Googleの多くのサービスがβ版として止まっているのは、技術的未熟さだけではないだろう。上記のレコメンデーションも広告モデルと組み合わせるのは容易ではあるが、「大きなお節介」といわれないレベルの見極めが必要だ。
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