著者(日比野省三氏)らが提唱する「ブレイクスルー思考」を極めて実践的に、かつわかりやすく記述した本。具体例もたくさんあり、判りやすい。
ボトムアップ的な「デカルト思考」とは異なり、「ブレイクスルー思考は」理想論からトップダウンさせる。そのため、発想の広がりやジャンプアップが必要な際に最適である。具体シーンではブレスト。「信用ゲーム」と著者は名付けている。
一方、「デカルト思考」は現実の確実に改善させる場合に用いるとよい。設計レビューなどが向いている。「疑惑ゲーム」である。
ブレイクスルー思考を解説している本書のキーワードは、「パパ」と「ママ」と「赤ちゃん」である。
「パパ」とは目的であり、解決すべき課題(の解決後の姿)である。「パパ」は、価値観を持っている。同じ価値観(構造)を持つ、別の目的の「ママ」を探すことにより、そこから生まれてくる「赤ちゃん」は、新たなコンセプトに基づいて創造された、
この際、「パパ」を深堀して、顧客視点での本質の目的を見出せるかが鍵である。また、
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総論はそれほど目新しくない。具体的なhow toは例が多いものの、体系だっていないのが気にかかった。では、自分で「パパ」を探して、「ママ」を見つけて「赤ちゃん」を生み出そうとしたときに、詰まってしまうのではないか。
また、本理論の素晴らしさというよりも、著者の素晴らしさがあちこちに感じられてしまい、若干素直に受け取れなかったのはなぜだろう。コンサル料(パパママ指導料)は高いんだろうな、とか余計なことを考えてしまった。
超思考法「パパ・ママ」創造理論 「異種結婚」で大ヒット商品をつくる 日比野 省三
講談社 2004-09-09
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