マッキンゼー式 世界最強の仕事術
扉には、「私がこの本を書いた目的は、ビジネスの効率や効果をもう少し向上できないかと悩んでいる全ての人に、新しい有益なスキルを伝えることだ」とある。
非常に実務的な内容だ。勿論、「マッキンゼー式」なので、MECEとか仮説検証等も軽く触れてはいる。しかし、本書の特徴は、理論的な内容よりも、「どのようにして解決するか」や「結果がでやすい解決策をどのように作るか」という、かなり泥臭い話題にも触れている。たとえば、「大きな成果(ホームラン)を狙うより、シングルヒットを100%打てるようになれ」とか、「プレゼン前には関係者に事前説明しろ。プランに強硬に反対するキーパーソンが居れば、プランの変更もやむなし」等、理想論を追求している(と思っていた)コンサルタントとは思えない具体例もある。「出張を仕事だと思うな、旅だと思え」なども面白い。反面、このような内容のため、「マッキンゼー式 世界最強」というタイトルが浮いてしまっているとも言える。「仕事で成功するための会社処世術」というタイトルの方が、本書の内容を適切に表していると思う。
マッキンゼー式 世界最強の仕事術 イーサン・M. ラジエル Ethan M. Rasiel 嶋本 恵美 田代 泰子
おすすめ平均
題名に惑わされるな。
この本を読むことこそが自分のビジネススタイル分析の第一歩
名乗った者勝ち
要は「基本動作」の積み重ね。
初心者にわかりやすい内容です
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