Firefox開発者、またグーグルへ--真実味を増す独自ブラウザの噂というcnetの記事を読んだ。
今のGoogleは、ユーザが入力したキーワードを使って検索している。言い方を変えれば、キーワードのみでユーザの意図を解釈し、その意図に応じたページを表示しているのだ。ここには、「あるキーワードで検索する人は、皆、同じ情報を欲しがっている」という大前提がある。Pagerankは、あるキーワードで検索する人が標準的に求めるであろう情報を提供するための仕組みだ。
でも、キーワードだけではユーザの意図を解釈できない。たとえば、「CSS」と入力しても、CSSの構文が知りたい人も居るし、なぜ自分のCSSが思い通りに動作しないかを調べたい人も居るだろう。
Googleは、ブラウザ、即ちユーザとのフロントエンドを提供することによって、膨大な情報が手に入れることができる。ページの参照履歴や、キータイプの速度、組み込んでいるプラグインなどからユーザの意図を推測し、それに適した検索結果を表示することも可能だろう。そのうち、キーワードを入力せずに、ユーザが望むページを表示するようになるかもしれない。ブラウザが、ユーザのエージェントとなる。
そして、強力なショッピングエージェントである、Amazonと一緒になって、Googlezonとなるんでしょうね。
追伸
Googlezonは、EPICで描かれている、GoogleとAmazonが合併した会社です。このフラッシュムービー、めちゃくちゃ面白いです。「仮説はイマジネーションだ」と、「40歳からの仕事術」で述べていましたが、ムービーの作者の素晴らしいイマジネーションに敬服します。
EPICは、shiba blogで紹介されていました。また、ムービーの原稿(英語)はここにあります。また、和訳は、dSb::digi-squad*blogにあります。一度、ご覧あれ!
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