MBAの教育でおなじみのグロービスが執筆しているMBAシリーズの一つであるMBAビジネスプラン。目次は、以下の通り。
第1章「ビジネスプランのフレームワーク」、
第2章「ビジョン」
第3章「ビジネスシステムと戦略」
第4章「人と組織」
第5章「ファイナンス」
グロービスのMBAシリーズ。数年前に購入し、何回か読んだ後にお蔵入りになっていた。改めて、紐解いた。
目次の通り、起業の意思がある人向けに、事業計画を立案することに対して一通りのカバーをしている。また、内容も、創業期と転換期の両方についての記述があり、立ち上げから成長期まで手元において利用できるようになっている。企業家にとって難解と思われる収益計画も、「キャッシュフローの計算の仕方」等、丁寧に解説している。MBAシリーズの名の通り、ビジネス(プラン)を作る為のエッセンスが盛り込まれている。
でも、この本、どんな読者を対象としているのだろう(セグメントはどこだろう)?と考えると、とてもあいまいだと感じられた。
「事業シナジーへの考慮」など、社内で新規事業を立ち上げる人にも役立つ。「借入と株式発行の比較」等、立ち上げ期のCFOにも適している。でも、ある「個人」にとっては、中途半端な印象は拭えない。もう少し、セグメントを絞り込む冒険をしても良いと感じた。
また、内容は、若干の具体的な記述はあるにしろ、やや散発的だと感じました。教科書ではなく「実践」をうたっているのである程度は仕方が無いとは思いますが、もう少し体系的な記述があればよいと思いました。
いろいろ書きましたが、一般的な事業計画「書」と言う切り口では良い本だと思います。一通り基礎を勉強するには、良い本出だと思います。買った当時、非常に感動した覚えもあります。自分自身も成長しているのかもしれません。
MBAビジネスプラン
グロービス
ダイヤモンド社
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就職活動ケーススタディー対策なんかに
表紙を見ると難解そうですが
事業の鳥瞰図を作るにはもってこい!
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